6.リョ不二
2013/03/01 21:02

こんなに近く君を感じている。


「不二先輩」
「なーに越前」
「寒いッスね」
「そうだね」
「あっためてほしいッス」
「もう抱きついてるじゃない」


不二先輩が朝食を作ってくれるって言うから、まだ寝てたいけど頑張って布団から出た。
ほっとくと味付けが全部激辛になっちゃうから見てないとね。
よくまぁそんな辛いの食べられるよね…
そんなとこも好きだけど。


「あ、そうだ越前」
「何?」
「この前クラスで英二がね…」


そこまで言って吹き出す不二先輩。
よっぽど面白かったのか、笑い続けてる。
ちょっと、そんなんじゃオレは笑えないよ。
何が面白いのか全くわからない。むしろ笑ってる不二先輩が面白い。
そんなに無理して話そうとしなくていいのに。
呼吸困難になっちゃうよ。


そっと不二先輩の唇を塞ぐ。
勿論、オレのそれで。


ちょっとした仕草も、甘い声も、全部に夢中。
これから先もずっと、隣にいてくれるよね?ね、不二先輩。


(話のオチまで耐えきれず吹き出す
それでは聞いてる僕が笑えないよ
が、不二くんぽいなと思いました)

BGM:約束の朝/ポルノグラフィティ




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