運命の鳥 ダダダダダダダダダ!!! 「廊下長ぇ!!!どうなってんだここォ!!」 驚くべきことに出口にはどう向かっても着かないようで 走っても走っても出口に着かないってどゆこと!? と心の中で叫んでしまうのも必然だ。 そう思っているとふた手に分かれている廊下 一体どっちが出口なんだ、、、!? だが迷ってる暇は無い 何故なら、、、 「おらぁー!逃げんなてめぇーー!!!俺と遊べー!!!」 「ちょっと!ジュダルちゃん!!あの方怪我してるんだから後にして!!!」 「うるせぇババァ!!!俺はあいつと遊ぶんだよ!!!」 「なっ、、、、!ババァじゃないっていってるでしょう!!!?」 「ババァはババァだろ!いいから着いてくんなよ !!!」 絶賛追いかけられ中だからだ。 事の発端はそう、助けられ意識を取り戻した早々に、この堕天のマギことジュダルに見つかってしまったこと。まさか助けられた所が煌帝国の城だなんて想定外も想定外だ。 悪運強すぎるだろ自分。 だが、そう嘆いてもどうにもならないのだ。怪我のせいで本調子とは程遠い今、とにかく逃げるしかない。と走り出したらこの有り様だ。 煌帝国の廊下がこんなに入り組んでて長いなんてあのパンフレットには書かれてなかったぞ! とまぁ、パンフレットに煌帝国の城の内部なんか書ける訳もない事は分かっているが、非難したくもなるこの気持ちは察してほしい。 、、、っと、こんな事を言ってる場合じゃない、左か右か、、、!!! チチチチチ、、、、、 、、、ルフ? 運命の鳥が、私に示した。 左、、、?何故、、、? まぁ、いいや。案内してくれるに越したことはない。そうさ、寧ろ有難い。 左に行けというのなら、その通りにしよう、運命の流れよ。 きっと、その先に出口があるのだろう。 僅かな疑問を抱きながらも、背に腹は変えられないと、左へと歩を進めたのであった。 ーーーーーその時はきっと、ルフが導いてくれるよ 運命の出会いまで、あと僅か [back] |