「誕生日プレゼントなに欲しい?」
「なんでも」
「なになんでもって!余計困るんですけどー」
「じゃあ言うたるわ」
「そうそう、最初から素直にそうすればいいのに…で、欲しいものは?」
「お前」
「………は、」


このやりとりが行われたのは今日つまりユウジの誕生日の日の二週間前。このときは馬鹿じゃないのって言って終わらしたけど、二週間悩んだ挙げ句いいプレゼントが見つからなくてついにこの日がきちゃいました。今は部活の終わりに2人で帰ってるところなんだけど、はぁ気まずい。


「ユ、ユウジ…あの、」
「ん、なんや」
「プレゼントのことなんだけど…わたし用意できなくて…、」


あ、やば泣きそうって思って下向いたら、無理やり上を向かされてキスされた。


「…お前がええて言うたやろ」
「…え」
「プレゼント」
「あれ…本気だったの」
「当たり前や!んなとこでボケるか、あほやなお前」
「む、なによあほって」
「ま、俺んち着いたら覚悟しぃや」
「!」
「今日は寝かしたらん」
「…ばーか」





メインディッシュは私
(なにより嬉しい君のプレゼント)


100912

ユウジ生誕祝

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