今日は永四郎と付き合ってちょうど1年目の記念日。だから今日は永四郎のうちにお泊まりに行くのです。しかも家に誰もいなくて二人きりっていうベタな展開です、はい。そんなことを事前に聞かされたからには、それなりの準備をしてこいということですか永四郎くん。まあ、別に初めてやるわけでもないし、ちょっと驚かしてやろうかな、なんて軽い気持ちでこんなのを着たわたしは馬鹿ですか。そう、俗に言う勝負下着というやつですよ。


昼、永四郎は真っ昼間という時間にもかかわらず盛ってきた。しかも只今昼ご飯の作りちゅうなんですが!


「あの、真っ昼間なんですけど」
「それが何か問題でも?」
「いや、大ありですよね!ていうかここキッチンだし盛る場所じゃないよね」


あーでもないこーでもないって言ってたらいきなり背中のラインをなぞられた。


「っ…!なにすんの」
「…せっかくこんな刺激的な下着付けてきたのにヤらないなんてもったいないでしょう?」
「え……知ってたの!?」
「ええ、これだけ薄い服着てたら透けて見えますよ」
うわ、かなり恥ずかしんだけど。どんな羞恥プレイですかこれ。


「まあ、そんな所も魅力的で可愛いですが」
「もう!」
「ふっ、そうですね。では」
「…?」
「せっかくなのでその下着、つけたままでしましょうか」






ストロベリーストロベリー
(あまいあまい記念日)


100728

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