金色に輝くさらさらな長い髪に大きく開いた瞳からのびる長い睫毛、白い肌とか。


「わたし、亜風炉くんのとなり恥ずかしい」

「どうして?」

「だって亜風炉くんはこんなにも綺麗なんだもの」


わたし、こんなだし…
くせのある髪を引っ張ってみるけど、まっすぐになんてなりもしない。まるでわたしの性格そのものだ。



「…かわいい」

「え?」

「君はじゅうぶん、可愛いよ」

「僕がこんなに惚れるぐらいだしね」



ああ、彼はやっぱりうつくしい人です。


第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -