朝。
目覚ましの音で目が覚めた。


布団から出て、私は、目を見開いた。



机に突っ伏して寝ている少年がいる。
黒いコートに、眼鏡。顔には特徴的なホクロ。

どうもこの少年には見覚えがある。


…見覚えなんてもんじゃない。



私の大好きな漫画の、登場人物… 



いやいや有り得ない何かの間違いでしょ、
この人はもしかしたら、あれだ、コスプレイヤーとか!

いやそうだとしても、私の部屋に勝手に入ってこられるのは困る。
というか犯罪だ。



とりあえず起こそう。



そう思い彼の肩に手を伸ばした。



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