ゆめ | ナノ



トウヤ君の偽造彼女(という名の下僕)になってから早くも2週間が経った。私とトウヤ君の関係は変わらず、いじめられたり、キスされたり、たまに優しくされるとなんだか泣きそうになる。


「なまえ、大丈夫?なんか元気ない?」
「えっ?ああ!大丈夫だよ!すっごい元気だし!」


心配そうにこちらを見てくるトウコに、両手をぶんぶん振りながら大丈夫だとアピールする。


「ね!」
「それならいいけど。せっかくの交流旅行なのになまえに元気がなかったら嫌だもの」
「トウコ、ありがとう!」


にこりと笑ったトウコに抱き着けば、嬉しそうに抱きしめ返してくれた。

トウコまじ天使!

トウコに抱きしめられながら、これから2日程、こんな天使みたいな子と一日中過ごせるなんて!と考える。あと2日間の幸せな生活を思い浮かべ、口元に不気味な笑みを作った。


「なまえー、今夜は一緒に恋ばなしましょう!」
「こ、恋ばな?!」
「うん。今夜は寝かさないからね」


なんて会話を交わしながら楽しみだなー、なんて思う。そんなこんなで、今日から1泊2日の交流旅行です!



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