ゆめ | ナノ



最近の俺の日課は、なまえの家で一緒に飯を食って、こたつでゴロゴロして、そのまま寝ちまったなまえを布団に寝かせてから、家に帰ること。そんなあたりまえの毎日が幸せだなーなんて思う。今日この頃。



「なまえー?」
「…んー」
「んーじゃなくて。こたつで寝たら風邪ひくぞ?」
「んー。起きる…」



今日もいつもどおり、こたつで眠るなまえに一応声を掛ける。いつもは反応ないが、今日は返事をするあたり、眠りが浅かったのかもしれない。ごしごしと目を両手でこするなまえの眠そうな顔を見て、ふっと笑いをこぼした。



「目ぇ覚めたか?」
「んー。…ん」
「なんだ?」



起き上がりポーッとするなまえに、ニカッと笑いながら声を掛ける。なまえは俺の顔をふっと見ると、両手で俺の頬を挟むように持って、まじまじと俺の顔を見つめてくる。俺はそれに驚き、口元だけニカッと笑った顔のまま硬直する。



「おい、なまえ」



普段なまえがこんなに積極的に顔を寄せてくることなんてないので、心臓がバクバクとうるさい。もしかして、寝ぼけてキスとかしてくれちゃったり…?



「ごめん。歯に海苔ついてたから」
「それを早く言え」





1122
ふびんグリーンさん誕生日記念。お持ち帰りはフリー。
title.確かに恋だった




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -