「はあ…」 「ため息なんかついてどうした?」 「いや。友達はみんな彼氏とか作って楽しそうなのに、私には出来ないなって…」 「別にいいだろ。アンタみたいなお子ちゃまにはまだ早い」 「お子ちゃまってなによ!お母さんの手違いでこうなっただけで、私を守るのは、フィル先輩より優しくて、もっと寛大な人のはずだったんだよ!」 「ああそうか。じゃあアンタのママに言って、違う護衛でも付けてもらえばいい。俺だってアンタみたいなバカじゃなくて、可愛い小学生を護ってる方がいいかもだしな。こっちから狙いさげだ!」 「…!分かったよ。もういい!フィル先輩なんか知らないっ!」 「…ふんっ!ってアンタ。言ってるそばからああああ!!」 「ちょっなんですか先輩!」 「だからこっちは出会い系サイト街だって何回も言ってるだろ!アンタ天然か!」 「だから違うって!っていうか、さっきこっちから狙いさげだって…」 「あーもううるさいうるさいうるさい!いいから!」 「…っ!」 「アンタは大人しく俺に守られてろ」 フィル先輩まじイケメン |