スピカ(Spica)
種族/性別:プクリン/♀
身長/年齢:161cm/29歳
性格/個性:おくびょう/物音に敏感
一人称/二人称:わたし/あなた様、〜さん
能力:治癒(10分前後、歌の力により聴覚から作用し治癒効果を促す)
誕生日:3/6
誕生石/誕生花:虫入り琥珀(静と動)/ヒナギク(純潔、お人よし)
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魅惑的な歌声の持ち主、卑屈でネガティブな女貴族。元々愛玩奴隷として市場に売られていた。奴隷歴は長く、ヒトとして扱われることはほぼ皆無だった為自分の価値を低く見る傾向にある。慰み物・性的奉仕など言われれば泣きながら全てこなしてきたので、その手の貴族からは非常に重宝されていて、自由と言うものを逃げ出すまで知らず育っている。
今まで5人ほど主人が変わり、一番最後の主人は女漁りが酷く病的に金銭に執着していた。毎日のように乱暴に抱かれて心身喪失に陥り、最後の足掻きとして屋敷にあった金銀財宝を持って逃げ出した。
それが影響してか、二股や愛人と言う関係が非常に恐ろしく、自分にそういった話が持ち出されるたび泣きながら相手の頬を叩いて逃げている。
元奴隷ということだけあり、奴隷に対しても敬語で接し、貴族に畏怖の感情を抱いている。無駄にネガティブだが、少しずつ周囲に触れて明るい性格へと変わってきた。が、結局結構卑屈。
奴隷時代に作法を教わった影響で貴族としては困っていないが、毎晩のように悪夢にうなされるのが悩み。いつか報復されて殺されると毎日怯えている。
また、靴を履くと拘束される感覚になるため裸足で過ごしている。
部屋は非常に殺風景で、必要最低限の調度品とベッドが端にぽつんとある程度。レティさんが専属として来てからは少しずつ部屋が賑やかになってきた。しかしそれが嫌ではなく、寧ろ毎日の楽しみになりつつある。
貴族になり初めて嗜好品としてコーヒーを飲んでから、いたく気に入って毎日目覚めの一杯を豆から挽いて飲んでいる。振舞うことも好きなようで、部屋へ来たヒトには挽き立てコーヒーを必ず淹れているらしい。
生まれつき声に治癒の力が微弱ながら宿っていたらしく、今では自分の唯一誇れる歌声を能力として使役出来るようになった。しかし、普通に歌うことと治癒の力を併用して歌うことには大きな違いがあり、長時間治癒の歌を歌い続けると声帯が焼き切れるような感覚に陥ってしまう。その為10分前後が限界。
更に、聴覚を刺激して効果を与える為聴こえてしまえば敵であろうが味方であろうが関係なく回復してしまう。
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