めろめろキャンディ





「ネズミ、何食べてるの?」
「うん?チュッパチャップス」

ころころと口の中で飴を転がしながら、ネズミはふふんと笑った。
超繊維布の懐をごそごそ探り、さっと手を紫苑の方へ差し出す。

「あんたも食う?」

まるで手品のように、色とりどりの飴がネズミの手にあった。

「うわっ、こんなにたくさん!どうしたんだよ」
「おれのファンからのプレゼント。まだあるぜ」

ネズミは肩に巻き付けている超繊維布をぶわっと広げる。
さらに沢山の飴が、ばらばら床に広がった。

「ちょ…、え」
「飴は、腐らなくて美味しい良質な保存食だぜ?ここでは高級品だ」
「そうなんだ…」
「さまざまな味を取り揃えております、陛下。どれでもお好きなものを、どうぞ?」
「じゃあ…」

少し考え、紫苑はにやっと笑った。

「…それがいい」
「ん?どれ?」
「きみが今、食べてるやつ」
「は?」
「それ、ちょうだいよ」



管理人up。
ずいぶん前から企画用意していたのに…始動が9月23日って遅すぎますね、ごめんなさい…!!
参加者様…集まらなかったらどうしようガクブル。
うん…集まらなかったら、私がちまちま書いて完成させます、たぶん…;;
あの、みなさん、参加してやってください、あわわわ。

07/07 17:12(Thu)


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