Novel | ナノ


▼ 1


「はい、お待たせ」
 コトン、と目の前に湯気の立つマグが置かれる。
「ありがとう」
 そう言って微笑めば、向かいの席に座った彼はほんのりと頬を赤らめた。
「こっ、ここね、本当にオススメなんだ。俺も何度か来てるけど、ランチの日替わりメニューが美味しくて!」
 赤くなった頬を誤魔化すように早口でそうまくし立てると、マグを手にとり、口を付ける。
 冷ましもせず傾けたそれに小さく悲鳴を上げる彼は、俺の恋人だ。

 彼――天城 優介あまぎ ゆうすけが、オススメだと連れて来てくれた、小ぢんまりとしたレストランは、オシャレででも華やか過ぎず、落ち着いた雰囲気が好印象な店だった。
 ランチの時間ぎりぎりの、少し遅い昼食だからか人も少なく、店内に掛かる静かな曲が耳に心地良い。
 セルフサービスのため、注文の品を読み上げられると、恋人が自分が取りに行くからとこちらを制して立ち上がってカウンターへ向かう。
 ――かなり、格好良いのだと思う。
 後ろ姿を眺めながらそう評価をする。それは別に恋人だからという贔屓目線ではなく、一般的に見て彼は格好良い部類に入ると思われる。それも、中々に。
 上背があり、足も長い。嫌味が無くお洒落だし、甘い顔立ちは女性受けがとてもいいだろう。ほら、正に今、カウンターの女性達が色めき出っている。
 「格好良い」という密やかに交わされる言葉が……こちらの耳に届いている時点で密やかでは無いが、耳に入った。
(ねぇ、お姉さん達。そんな格好良いイケメンは男に――それも俺みたいな奴にぞっこんなんだよ)
 そう内心呟いて、僅かに口端を歪めた。

 ぞっこん。
 そう自分で言うと自意識過剰というか、凄い自信か自慢に聞こえるだろうが、でも正直そうとしか表現しようがないのだ。
 彼、天城優介は大学内で知らぬ人がいないほど遊び人で有名だった。
 見る度に隣にいる女性が変わる彼を、同じ学部で取る科目が共通することが多いため、良く目にしたが、なるほど、確かに遊びが派手になりそうな容姿だ、と思った記憶しかなかった。
 そんな彼と接点を持つようになったきっかけは、学部の飲み会で酔い潰れた彼を介抱し、まともに真っ直ぐ歩けないから、一番家の近い自分が泊めてあげた事。
 何故か、それから彼から話しかけられるようになったのだ。
 最初は、酔い潰れた事を周囲に言い触らされると、体面が悪くて困るから、口止めのために仲良くなろうとしているのかと思っていた。
 しかし、どうやらそういう訳では無く、そして抱いていたイメージよりもずっと――女性関係において、非常に爛れているという点を除いて――優しい人間なのだと認識し直して、いつの間にやら親友といえる程の近しい間柄になっていた。
 それがまさか、泣きながら告白されるまで発展するとは流石に予想もしていなかったが。

 酒に酔って、泣いて、喚いて、しゃくり上げながら「好きだ!」と言って来た彼に、驚きの次に、一体コイツは何を言っているのだと思った。
 あれだけ女性関係で浮名を流してきた男が、男の自分に“好き”?
 気でも狂ったのだろうか。それとも女はそろそろ食べ飽きたからちょっとした宗旨替えで男を抱いてみようとか?まさか酒で誰かと勘違いしている?
 でも口にする名前はやっぱり自分の名前で、泣いて謝りながら、それでも好きと繰り返す様子は冗談に思えなかった。
 酔い潰れた彼の隣で一晩中考え、そして次の日の朝、酒の勢いで告白したことを思い出したのか、真っ青になってこっそりと逃げだそうとしている彼の背中に「僕も」と、――付き合うことを了承する言葉を投げて、そうして今に至る。

 正直、あの時恋愛感情があった訳では無い。
 ただあれだけ女性と遊んでいた男が、泣きながら告白してきたというのが少し興味深かったのだ。
 嘘には見えない。ならば、本気で泣くほど自分の事が好きなのだろうか。毎回恋人に対してこんな風にしているのだとしたら、疲れるだろうに。いや、そんな話は聞いた事が無いし、確か女性の方から告白してきて、OKしているという噂だったような。
 そんなことを考えて、もしも遊びだとしたら、遊びでここまで演じられるのならばもはや男優賞物だ。むしろ良くそこまで出来たと褒めてやろう、ぐらいの意気込みで彼と付き合い始めた。
 ら、蓋を開けたら、遊び人ぶりはどこにいった、というくらいのヘタレ具合を披露し始めたのだ。

 女性が隣にいた時の彼は、それはもう相手を上手く扱っていた。
 なるほどこうやって顔だけでなく、態度でも女性を落としていくのだな、と思った覚えもある。
 なのに自分相手だと、どもるわ、赤面するわ、なんとセックスもまともに誘ってこれなかった。
 最初は、男同士だから物怖じしているのかと思いきや、またもや酒の勢いを借りて初夜に踏み切れた日、いくら酒が入っているとはいえ、男は初めてだとはいえ、かなりの場数を踏んでいるであろうに、彼のそれは、童貞もここまで必死ではないぞと思うほどの物だった。
 受け身である自分よりもアンアン喘いで、必死で腰を振って、テクニックも何も無かったそれに痛みはあれど快楽は無く。それでも確かに――愛しく思った。
 いや、だいぶ前から絆されていた。
 最初に恋愛感情は無かったとしても、あったのは興味だったとしても。
 あの天城優介という男がこんなに不器用になる程、彼は自分のことを大切にしているのだと――俺のことが好きなのだと。そう思うだけで、無性に彼が愛しかった。
 それこそ、男である自分が彼にならばまぁ抱かれても良いか、と思うくらいには。

 美味しそうな料理が乗っているトレーを、彼がテーブルの上に置く。
 トレーから離れていく手を、周囲から見て不自然では無い程度に、でも彼にとっては不自然であるように指でするりと触る。
 含みを持たせて一瞬だけ絡み合って離れた指に、カッと彼の頬が染まり、そして名残惜しそうに震えた。
「……田中君」
 どこか震えた声で苗字を呼ばれ、見つめる瞳は微かな欲に潤んでいた。
 こんなに簡単に欲情するくせに、中々手を出して来なかったのは、大切だからとか、好きすぎるからというだけでなく、遊び歩いていたことに対する負い目と、やけに俺の事を神聖視していたから、というのを知ったのはつい最近だ。
 それを知った時、流石にすこしカチンと来た。自分はそんなお綺麗な人間では無いし、そして、そこまで自身の事を卑下する彼に。天城くんを卑下する天城くん自身に、カチンと来たのだ。
(……大概、俺も彼のことを好いている)
 正直、彼は性という観点では爛れていたかもしれないが、根は真っ直ぐな人間なのだろう。
 それに対し、自分は下種という程ではないが、少しばかり根がひねくれている。
 自分の見た目は真面目、と言われて連想するような黒髪、眼鏡、地味と三拍子揃った典型的な容姿で、どこか冷たい印象を与えるらしい。しかし、笑うとなんでも“癒し系”なのだとか。
 特に意識をしている訳では無いが、愛想笑い位は流石に出来る。
 きっと自分の本質は、笑顔の方よりも通常時の顔の方が近い。
 そうやって世間をのらりくらりと渡って来た自分を、彼は“綺麗”だと言うのだから笑える。
(天城くんの方がよっぽど“綺麗”だろうに)
 でもその“誤解”を解いた後も、彼は中々手を出してくれなくて、いっその事抱いてやろうかなんて思ったことは、一度や二度では無い。
(まぁ、俺は天城くんに抱かれたいから、そんなことしないけど)
 別に男性に抱かれたいと思っている訳では無い。天城くんに出会わなければ、自分が抱かれる側にならなかっただろう。
 でも、天城くんにだけは、抱かれる側が良い。
 今まで彼が抱いて来た女性達と同じ土俵に立って、そしてそれでも彼は自分を選ぶのだと。一種の優越感とでも言うのだろうか、それとも独占欲というのか、牽制というのか。
(……やっぱりひねくれてる)
 こんな可愛げの無い部分など、彼はずっと知らずにいてくれたらいい。

「――くん、田中君」
「え、あ、ごめん、何?」
「……口に合わなかった?」
 しょぼん、と肩を落とした天城くんに慌てて首を振る。
「ちが、ごめん。考え事してて。美味しいよ、凄く。……また、一緒に来たい」
「ッ、うん」
 次の約束を取り付けると、パッと嬉しそうに顔を輝かせる。
 そんな様子を可愛いなぁ、と眺めていると、ふと彼が真顔になった。
「……悩み事?」
「え、ううん、大したことじゃないよ」
 そう口にするが、まだどこか心配そうにこちらを見つめる彼に、少しだけ口が滑った。
「……天城くん、俺のこと綺麗とか言うけど、そうでも無いから。……今後、そういう面を知ったら、嫌いになるかなって」
「そんなことないよ」
 間髪入れずにそう告げられて、小さく笑う。
「分からないよ」
「田中君が俺の知らない面を持ってても、それも合わせて、俺は好きになれる自信があるから」
 さらりと言われた言葉に、次は流石に驚いていると、天城くん自身自分が何を言ったのか理解したらしく、みるみる内に顔が赤く染まっていった。
 その後、食事が終わるまで無言が続き、美味しいはずのランチの味は、余り良く分かっていなかった。

 不覚にも天城くんの言葉に照れてしまい、微妙に気恥ずかしい空気を二人の間に漂わせて店を出る。
 なんて会話を始めれば良いか、と戸惑っていると、スッ、と手を身体の影で握られた。
「……ごめ……でも、いま凄い田中君と……」
 シたい。という言葉は震え、吐息に混じって空気に消える。
 それにカッと身体を火照らせ、ぎゅ、と手を握り返した。




 それから、天城くんは無言で自分のアパートまで車をぎりぎりの速度で走らせ、そして二人で天城くんの部屋になだれ込んだ。
 玄関のドアに凭れながら、唇を重ねる。角度を変えて何度も啄み、舌を擦り合わせて、漸く離れる。
 唾液の糸が互いの口を繋ぎ、それがまた無性に恥ずかしさを煽った。
「……っは、どうしたの、急に」
 いつも気分的に上手でいただけに、揃って空気に呑まれてしまうと気恥ずかしくてならない。どうにか主導権を取り戻そうと、余裕ぶって首を傾げてそう口にする。
 けれどその繕った余裕は、天城くんの潤み、熱っぽい瞳に見据えられて、あっけなく罅が入った。
「だ……って、田中君さっき凄い、可愛かったから」
「……はっ!?」
「照れた……あんな顔、初めて見た気がする。すごい可愛かった。やばい、どうしよ」
 予想外すぎる返事に思わず言葉を失い、固まっていると、こめかみや目尻に唇をよせられ、何度もリップ音が耳を打つ。
 ハッと我に返り、まだ顔中にキスを振らそうとする天城くんの胸を叩いた。
「ちょっと、やめ、」
「かわいい、田中君かわいい」
「その可愛いっていうのやめ、ちょ、ばか!」
 普段余り口にしない暴言を吐いても、逆にぎゅうぎゅうと抱き締められる。
 頭にきて、ぐい、と全力で胸を押して距離を取ると、その場で跪いて天城くんのベルトに手を掛けた。
 ――なんとしても主導権、奪い返してやる。
「えっ!?あっ、た、たなかくん!?」
 慌てる声に少し胸がすいて、そのままチャックも開け、下着もずらす。
 縮れた黒い茂みを指で掻き分け、その下の萎えた状態でも自分と比べると、一回り程大きい性器を指で摘まみ出した。
 流していた浮名に相応しい使い込まれた色のそれを、根元から熟れた赤の先端まで見つめると、パクリと口の中に含む。
「ひゃうん!?」
 ふにゃりと柔らかい性器にみるみる芯が入り、口の中を圧迫する。
 歯に当たらないように意識しながら、もごもごと口を動かせば更に天城くんは高い鳴き声を上げた。
 フェラチオは天城くんに(シたいと懇願され)何回かしてもらったことがあるが、逆にこちらがしようとすると、そんなこと良いから、と真っ赤な顔で止められていた。
 どうせまた、汚したくないからとかなんとかいうくだらない理由だろうとは思っていたので、隙を窺っていつか無理やりにでもしようと企んでいたのだが、丁度良い機会だ。思いっきりやってやる。

 ……に、しても結構やり辛くて大変だ。
 大きくてずっと口を開けてると顎が痛いし、長いから根本まで含むことが出来ない。
 といって、先端ばかり舐めても気持ち良さ半減だし、と奥まで飲み込めば嘔吐いてしまう。
(確か、こう……頭を上下して?足りないところは手でやって……、先端と、裏筋……あ、玉も)
 天城くんにしてもらった時のやり方と、付き合う前は時折見ていたAVでの女優の様子を頭で再生しながら、口を離して唇で横から咥えこんだり、嚢を手の平で持ち上げ中の玉をふにふにと揉んだり、時には音を立てて吸い付いて頭を上下したりと忙しく刺激する。
 口の中に広がる血液の様な薄い塩気と、微かなアンモニア臭に、そういえば風呂に入ってなかった、なんて思うが、アドレナリンの所為か予想以上に不快感は無かった。
 ドン、と音がして顔をあげれば、天城くんが背中を壁に押し当て、片手で口元を覆って震えていた。
 もはや泣き出す寸前の様な顔で、太腿や腰はぶるぶると痙攣している。
「だ、ぁあっ、だめだって、たなかく……っふぁっ」
 喘ぎ混じりにそう言うが、頭に添えられた手は髪をかき混ぜるだけで引き離そうとしないし、ゆらゆらと揺れる腰は快楽を求めている。
 優越感に、じゅ、と口の中の性器を強く吸った瞬間、ガシリと強く頭を股間に押し付けられた。
 喉奥まで無理やり挿れられる性器に、思わず反射的に歯を立てそうになり、すんでの所で踏み止まる。
「っあ!あ、ぁあ!!」
 ぐっ、っと俺の頭を抱え込んで、天城くんが絶頂に喘いだ。
 咥内の物が一瞬膨張し、そして脈打ちながら、青臭く苦味のある粘液を喉奥に産み付けるように吐き出す。
 射精が終わった後も、ぐ、ぐ、と腰を押し付けられ、漸く気がすんだのか、性器がぞろりと口から抜け出ていった。
 快楽に腰が抜けたのか、性器を露出したままペタリと天城くんが座り込む。

 仕掛けたのはこちらだが、まさかここまでするつもりは無かった。
 あれだけフェラをさせるのを嫌がってたくせに、と少し文句の一つでも言ってやりたくて、取りあえず喉奥に吐き出された精液を吐き出そうと、ぐぷりと喉を鳴らして手の平に口を近づける。――が、それよりも先に伸ばされた天城くんの手の平に、パシリと口を覆われた。
「ッ、ン!?」
「ごめん……でも飲み込んで、おねがい……」
 何をするのかと驚いて見つめれば、潤んでいるのにぎらぎらとした瞳に見据えられ、こきゅ、と喉が変な音を立てた。
「ごめん、本当にごめんね。でも、おねがい、ほら……」
 いいこだから、とまるでミルクを飲むのを嫌がる子猫に無理やり飲ませようとするみたいに、愛おしそうに、でも有無を言わさない声音に気圧され、小刻みに震えながら口の中に戻した粘液を喉奥に通す。
 ねばつき、味も決して美味しいとは口が裂けても言えないそれを、んぐ、んぐ、と何回も喉を鳴らして胃に落とした。
 口の中が空になると手の平を外され、そしてさっきフェラをしたばかりの口に貪るようなキスをされた。
 自分の味がするだろうに、咥内を舌で舐めつくされ、もう何が何だか分からず翻弄され、唇が離れる。
「ごめ、でも嬉しくて……」
 こんな不味いのに、ごめんね、と抱き締められながら言われたのに対し、「うん……」とどうにか返事はしたものの、なんか天城くんの事をとても舐めていたというか、知らなかった一面を知ってしまったような気がした。




 その後、いつもに比べてやけに濃いプレイを強いられ、満身創痍でベッドの上でぐったりとしていると、天城くんがキッチンから慌ててマグを持ってきて、差し出した。
 ふわり、と鼻先を擽るのは柚子の香りで、天城くんと雨に濡れたあの日以来気に入ったのか彼の家にはいつも柚子湯が置いてある。
 ずず、とほんのりと甘く温かい飲み物を飲むと、喘ぎと飲精によって痛めた喉が少し癒える気がした。
結構好みの味に顔がゆるむと、心配そうにこちらを覗き込んでいた天城くんがホッと一息吐 く。
「良かった、ごめん。なんか今日、飛ばしちゃって……」
 布団の下の、まだ何も纏っていない腰を、労わるようにゆるゆると撫でられる。
 今腰を撫でている大きな手に腰を鷲掴まれ、ガンガン揺さぶられたのだ。
 その時の衝撃に後孔はまだ痺れているようだし、腰の痛みは確実に明日に引き継がれるだろう。……でも、決して快楽を感じなかったという訳では無く、むしろいつもは攻めている天城くんの方がアンアン喘いでいるのに対し、今回は同じくらい自分も喘いでしまったぐらいなのだ。……不本意な事に。
「……柚子湯、美味しいから許す」
 その恥ずかしさを紛らわすように、可愛く無い言い方をすれば、逆に天城くんは何故か嬉しそうに相好を崩した。
「田中君って、そういう甘いの、すきだよね」
 どういう甘さか分からず、小首を傾げてみせると更に嬉しそうに笑みを深める。
「砂糖の甘さじゃなくて、素材そのものの甘さって言うか……あ、今日のレストランで飲んだラテ、好きじゃない?」
 確かにあそこのラテは美味しかった。砂糖を入れていないのに既にほんのりと甘く、でも砂糖の甘さでも無く、牛乳が甘いのだろうかと思っていたのだけれど。
「あれね、豆乳ラテだったんだよ。一度飲んだ時、田中君好きそうな味だなぁって思って」
 自分でも把握していなかった好みを知られていて、気恥ずかしくなる。
 思わず俯くと、髪に鼻先をすりよせられる感触がした。
「田中君って、結構強気っていうか……負けん気あるよね。知らなかった。……でも可愛い」
「なっ……――む、」
 バッと顔を上げれば、唇をちゅむ、と小さく奪われる。
 触れるだけのキスはすぐに離れ、柚子の味がする、と笑いながら告げられた。
「ね、知らない面でも好きになるって言ったでしょ」
 ほんのりと頬を染めて告げられた言葉に、自分も頬を染めながら小さく睨みを返して、今後どんどん彼のペースに呑まれていくのではないだろうかと、そんなことを思った。

 ――……別に、それが嫌という訳ではないけれど。





- 終 - 




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