Short Short | ナノ


いろいろ、アウト

※何となく後味悪いが愛は有り。
※ショタ受け
飲尿失禁強姦
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 泣く子も黙る。先輩とか関係無い。先生すら黙る。
 それ程恐れられている彼を知っている人間が見たら、きっとこの光景は誘拐だと思うだろう。

 金色に染められた髪の長身の男の横を、まだ幼い子供が手を繋いで歩いている。
 歩幅が合わず、小走りになりかけているのを男は知って、ことさらゆっくり歩いてやっていた。
「アキラぁ」
「なぁに?」
 美声だが低い声に、幼い子供の声が答える。
「好きだぜ」
 きょとん、と子供は自分の倍以上も背丈のある男を見上げると、明るく笑った。
「うん、ぼくも」
「愛してる」
「あいしてる?」
「好きよりずっと強くて、ずっと傍にいてぇって事」
「うん、ならぼくもあいしてる」
 澄んだ瞳を、男は無表情で見つめると、しゃがんで子供と目線を同じにした。
「本当か?」
「うん、ほんとうだよ?」
 小首を傾げる子供に、男は口の端を持ち上げる。
「ならキスして良いか」
「きす?」
「アキラ、お前頭撫でられるの好きか」
 くしゃり、と頭を撫でられて子供は目を細める。
「うん、すきー」
「なら抱き締められるのは」
 ぎゅっと大きな体に包み込まれて、子供は軽やかな笑い声をあげた。
「だいすきー!」
「ならキスも好きだぜ、きっと」
「じゃあきすして?」
 腕の中で無邪気に上目使いで子供がそう言うと、男の喉がゴクリと鳴った。
 男の唇と子供の唇が重なる。
 ちゅ、ちゅ、と啄む様に重ねた後、ベロリと男は子供の舌を舐めた。
 まるで食べたい餌を我慢する獣の様に。
「キス、気持ち良かっただろ」
「うん。ヨウ兄の、あまかった」
「甘い?……ああ、飴舐めてるからな」
「あめ?いいなぁ、ぼくもほしい」
「……いいぜ」
 男は再度唇を重ねると、次はその柔らかい唇に舌を差し込んだ。
 舌を伝わせて、舐めかけだった飴を、子供の咥内に甘い唾液と共に送り込む。
 唇を離すと子供がコクリ、と送り込んだ唾液を飲み込むのを見て、男は熱に浮かされた様な目をした。
「イチゴあじー」
「……ああ」
 吐息混じりで男は返事をする。
「アキラ、俺飴あげただろ?」
「うん」
「だから一つ俺と約束して欲しい事があンだけど」
「なぁに?」
 コロン、と子供の口の中で飴が音を立てた。
「アキラが十五になったらよぉ」
 子供の楓の葉の様な小さい手を掴むと、男は己の股間に当てた。

「俺のペニスお前のケツにぶち込ませろ。……大丈夫だ、優しくしてやる。痛くなんか絶対ぇしねぇ。日にち掛けて慣らして、柔らかくなるまで解して、気持ち良くしてやるから。お前の身体ン中に俺の精液たっぷり流し込ませて、染み込ませろ。俺を、お前の最初で最後の男にしろ」

「えっ、えっ?ヨウ兄むずかしい……よ、ヨウ兄、おちんちんはれてるよ?だいじょうぶ?いたいの?」
 早口で告げられた言葉に子供は目を白黒させ、そして押し当てられた場所から己の手の平に伝わる尋常では無い熱と硬さに心配そうな顔をすると、小さな手の平で撫でた。
 そこはもう酷く硬く張り詰めていて、男の制服の前できつそうにしていた。
「……っいてぇよ、それより約束は。守ってくれるか?」
 男は白い手がそこを撫でた途端、息を詰まらせたが、子供を安心させるために滅多に見せない笑みを口に載せてやる。
 けれども口から漏れる吐息はとても甘く掠れていた。
「ぼく、いみわからなかった……」
「……ずっと一緒にいる、って事」
 そう男がいうと、子供はパッと顔を輝かせる。
「うん!ぼくヨウ兄とずぅっといっしょにいる!」
 そうか、と男は答えると立ち上がり、子供の手を握って歩き始めた。

「ずっと、だぜ」
 忘れるなよ。




 口の中にある小さく柔らかい物を舌で転がす。
 唾液をたっぷりまぶして咥内で愛してやると、甲高い引き攣った声が耳を擽った。
 その声にうっとりとしながら、ちゅくちゅくと吸い、まだ毛も生えていない柔らかい下腹に鼻を擦りつける。
 幼い子供独特の甘い乳の様な匂いが、鼻孔から流れ込んで来て脳を狂わす。
 ああ、違うか。とその考えを打ち消す。
 とうの昔に自分は狂っていた。

「ひっ、アッ、ヨウにぃ、よう、にぃ!!」
 引き剥がしたいのか、それとも押し付けたいのか意図の分からない小さな手が伸ばされ、自分の染めた髪を引っ張る。
 その痛みさえ心地よくて、完全に勃起してもまだ柔らかさのある幼い性器をしゃぶり尽くした。
「やめ、やめて、ヨウにぃ、ヨウにぃ……!ゆるして、ヨウにぃッ」
「あん……?ンでだよ、気持ち良くねぇ?」
 余りに必死に呼ぶものだから仕方なしに少しだけ口を話して、初めて与えられた性的な快楽にパニックに陥っている瞳を見つめた。
 がくがくと震える足はもう自力で立つことが出来ず、青年の手によって支えられている状態だ。
「だ、だって、だって、そんなとこ、きたない」
「汚くなんかねぇよ」
 舌を見せつける様に出すと、根元から先端までねっとりと辿ってやる。
 それだけでも甲高い声を上げ、腕の中から逃げようとする幼い体をしっかり抱き寄せ、離さない。
「ど、うしてこんなことするの、ヨウにぃ、やだ、こわい……っ」
 抑えきれない情欲から、半ば捩じ伏せるようにして夢にまで見ていた愛らしい性器にしゃぶりついた男。
 その味に、匂いに、全てに酔っている男の様子がいつもと違うことに子供は怯えていた。
「泣くな……なんも怖くねぇだろ?」
「だ、って、だって、ヨウにぃ、いつもとちが……っ」
「違うくねぇよ……いつもと何にも変わんねぇ」
 まろい頬を滑る涙を男は舐めとると、幼子に口付ける。
 そう、男はいつもと何も変わらない。
 いつもいつも、この幼子を犯し、自分の物にする事だけを考えているのだから。
「なんもおかしい事じゃねぇよ。アキラ、俺の事好きだよな?」
「う、うん……」
「俺もアキラの事が好きだ。お前しかいらね。だから、良いんだよ」
「す、好きどうしだから良いの?」
「ああ。好き同士なら何も問題ねぇから……な?」
 言葉に押し切られるように、幼子は首を傾げながらもおずおずと頷いた。
 物心ついた時から傍にいて、仕事で忙しい両親に代わって面倒を見てくれた男を、血の繋がりは無くとも本当の兄の様に思っていて、故にその信頼は根強くこの異常な状態でも揺らぐ事は無かったのだ。
「アキラ……アキラ、愛してる」
 そう囁いて男は再び幼い性器を咥内に含んだ。
 唾液をたっぷり塗した舌で柔らかく包んでやったり、少し痛いくらいに吸引してやったり、じゅぽじゅぽとわざとらしく音を立て頭を前後させたり。
 そのどれもに、幼子は悲痛にすら聞こえるような叫び声を上げた。
「あっ、やだ、やだ!ヨウにぃ、やだ!なんか、きちゃ、やだぁ……!!」
 ぼろぼろと大粒の涙を零しながら、幼子は細い首を頭が取れてしまいそうなほど横に振った。
 本来ならばもう少し成熟してから体験するはずの快楽を、むりやり他の手によって叩きつけるように与えられる。それは幼子の身体にも、心にも大きすぎる物だった。
「ひ、ぃ、――ッ!!!」
 その叫びすら甘美に聞こえる男が、目を細めながら尖らせた舌で性器の先端の小さな穴をくじってやった瞬間、幼子の柔らかい体が硬直し、思いきり背を反らした。
 もはや高すぎて音にすらならない叫びと共に、目を最大限まで見開き、ビクビクビクビクッ、と他から見れば身体が危ぶまれるほど大きく、何度も痙攣する幼子の目は完全に快楽に宙を飛んでいた。
 男の咥内にある性器も、持ち主同様ぶるぶると全身を震わせていたが、射精を知らぬその先端から白濁が漏れる事は無い。
 が、痙攣が収まってきた頃、プシッと小さな音を立てて小さな性器は液体を漏らし始めた。
 精液とは違う粘り気の無いその液体に男は一瞬目を見開いたが、妖しい光を瞳に灯すと、一滴も零すこと無く当たり前の様に喉奥に通す。
 愛おしいこの子供の物ならば、精液だろうと尿だろうと男にとって左程変わりは無かった。
 チョロチョロと少量ずつ流れ込んできた尿を全て飲み下し、男が漸く性器を口から離した頃には幼子は意識を失っていた。
 いや、快楽の絶頂を飛んでいる時には既に意識は遠のいていたのだ。

 くたり、と弛緩している幼子の身体をベッドに寝かせ、首の下に枕を入れる。
 必然的に上を向く形になった幼子の頬に軽く唇を落とし、男は「ごめんな」と一つ呟くと、己のズボンを開き、猛り切った性器を取り出した。
「……アキラ、愛してる。……ああ、くそ、早くブチ犯してぇ……!」
 さっき幼子にした時のような丁寧さは微塵もみられない乱暴な手つきで、男は自分の性器をがむしゃらに扱いた。
 熱り立つそれの先端から、つ、と糸を引いて粘液が垂れるのと同時に、薄く開いている幼子の唇に押し当てると、何の躊躇いも無くその喉奥まで己の性器を突き刺した。
「……っ、んぐっ!!」
 意識を失っていながらも苦しさに嘔吐く幼子の喉奥に、男は大量の子種をぶちまけた。
 腰を震わせ、欲を全部喉奥に産み付けると、ずるりと凶器を引き出す。
 白濁に濡れた性器が口から出ると、未だ意識を失ったままの幼子は、けぷっという音と共に男が吐き出した粘度の高い液体を吐いた。
 口の周りの己の子種で汚している幼子を、愛おしそう、というにはあまりにぎらついている目で見つめる男は、そっとその前髪を掻き上げて額に口づけを落とした。
「はやく。はやく、大きくなれ。アキラ」




 誰だアイツ。
 走った訳でもないのに、心臓が痛いくらいに鳴る。

 何だアイツ。
 痛い。
 心臓が。
 こめかみの血管が。
 頭が。
 目の奥が。


 部活帰り、日が暮れ掛けた道をいつも通りに歩いていた。
 何一つ変わらない、いつも通りの帰り道。
 それなのに、家が見えて来たらそこには“いつも”とは違う“何”かがいた。
 いや、“何”じゃない。“誰”か、知らない人。
 ……知らない?
 知らないのか分からない。でも、誰なのかも分からない。

 家の門扉に寄り掛かるようにして煙草を咥え、煙を燻らせている男がいた。
 少し襟元を緩めたスーツ姿に、髪色は地毛を少し明るくしたようなダークブラウンで、それが似合っているのだが、何故か見た瞬間に違和感を覚える。
 ちらと見えた横顔は、ここら辺では見た事も無いほど綺麗な顔をしていた。
 中性的、という綺麗さではない。
 鋭く尖った刃の様な、近づくと危なさそうな雰囲気を纏っている。
 獣のような、と表現すると少し違うような気がする。
 獣だとしても、それは決して百獣の王の様な気高く気品のあるものでは無い。
 ……ハイエナ。そうだ、ハイエナだ。
 しつこく付き纏い、必ず獲物を仕留め、骨すらも残さず噛み砕いて喰らってしまう。そんな生き物。
 地面から生えたようにその場に立ち竦んでいると、ふと男がこちらに顔を向ける。
 少し驚いた様に一瞬だけ見開かれた目は、す、と煙草を咥えたまま細められた。

 途端に頭に警告音が鳴り始める。
 逃げろ、と本能が叫ぶ。
 逃げろ、今すぐに踵を返して走って逃げろ、と。
 アイツは“捕食者”だ。
 俺は……“被食者”だ。

 男は咥えていた煙草を落とすと、靴で踏み躙って火を消した。
 じゃり、と一歩男がこちらに踏み出す。
「アキラ」
 知らない男が俺の名前を呼んだ。
 その低く甘い声にどっと背中に汗が滲む。
「アキラ……大きくなったな」
 それは成長を事を喜ぶ様な優しい物ではなく、まるで収穫時期を迎えた果物を見るような、食べ頃を迎えた鶏を見るような、品定めも含め、じっとりと舌なめずりをする響きを持っていた。

「アキラ」
 じゃり、
「アキラ、俺の事忘れたか?」
 じゃり、
「あーあの時と違って髪の色も違うもんなァ。俺も年取ったし」
 じゃり、
「来週、お前誕生日だろ?」
 じゃり、
「だから約束通り……迎えに来たぜ」
 じゃりっ。

 そう言って震えながら立ち竦んでいる俺を、近づいて来た男の腕が抱き締めた。
 柔らかい抱擁なんかじゃない。絡みつく様な、閉じ込める様な腕。
 胸板に押し付けられ、男の匂いが鼻を擽る。
 煙草の残り香と香水と体臭が混じったそれに麻痺した脳で、男の手がいやらしく臀部の間を指で擦っていること、熱の籠った息を艶めかしく吐いていること、そしてスラックスを押し上げている熱い物がゴリ、と押し付けられていることまで把握して、俺はその場で。
「アヒッ」
 立ったまま失禁した。

 目を見開き、ぶるぶると震えながら制服の色を濃くする俺に男は驚く事も、慌てる事も無くニンマリと嬉しそうに笑った。
「もう、逃がさねぇよ?」

 その笑みを見つめながら、男の腕の中で意識を失った。




「……ッ!ッ!ッ!」
 ブラインドで光が遮られた部屋の中、明らかにダブルサイズは超えていそうな大きさのベッドの上に、二人の人間がいた。
 ブラインドの隙間から洩れる光で、室内は完全に暗くは無い。

 後ろ手に縛られ、目も口も塞がれている少年。
 そしてその少年を膝上に乗せている一人の男。

 少年が身を捻じらせているのは、腕を縛り上げている縄から逃れようとしている訳では無い。
 何せ少年は全裸だった。
 口を塞ぐのはただの布では無くボールギャグで、後孔にずっぷりと咥え込まされている男の指。
 そんな物を見なくとも、ビクビクと激しく戦慄く腰や、滾り立つ少年のペニスがこの状況の全てを物語っていた。

「〜〜ッ!!」
 ガクン!と一際大きく腰を跳ねさせると、中心から飛沫が少年の腹に飛ぶ。
 それの薄さはどれだけ少年が達したのか知るのに十分だった。
 ギャグの隙間から唾液を溢し、それでも少年の中心は萎えない。
 その薄い精液を、男は舌を伸ばして丁寧に舐め取った。
 舌の滑る感覚すら少年には酷で、再び声無き悲鳴を少年が上げる。
「やっぱり目ぇ塞いでると敏感になるな?なぁ、アキラ。もう何回イった?鼻は麻痺してるから分かんねぇけど、きっとこの部屋すげぇ匂いするぜ」
 この淫蕩な空間の中で男はすん、と一度鼻を動かして笑った。
 だがそれは嘲笑などでは無く、何とも嬉しそうな笑みだった。
 しかし次の瞬間に欲に塗れた獣の様な表情に変わる。
「……後四時間だ。ずっと待ってた。お前を俺の物にする瞬間を」
 お前が十五歳になった瞬間に、後ろに俺のを挿れてやるからな、と男は少年の耳に囁いた。
「何回も中出ししてやるよ。知ってたか?お前のために二週間もオナってないんだぜ?」
 その言葉を裏付けるかのように、男の熱り立つ中心の根本には、射精を塞き止めるリングが鈍く光っていた。
 溜まったすげぇ濃いやつ、ぶちこんでやる、と男が口にした瞬間少年の身体がぶるりと大きく震える。
 それはまるで期待しているかのようでもあったし、恐怖に震えたようにも見えた。










追記


 

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