XVI 


その森番であった白い砂の中から生まれて間もないような赤子が出て来た。
その髪は白。

そう、森番は領主の子を身籠っていたのだ。

領主、イグルラント=ユリレイアはその森番の忘れ形見を腕に抱え、森番の願いを叶える為にその地を去った。



数十年後、封じられていた影が湧き出て世の中が混沌に叩き落されそうになるのを、白い髪の青年とその青年が率いる軍隊が救う。
父の願いと姓を受け継いだ彼は英雄となり、その後、民を纏め大国を作り上げるという偉業を成し遂げる。



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