「い、ぁあああぁあ…!!!!」
絶叫し、がくがくと全身を震わせるゴルジュを抱きすくめる形でずぐずぐと確実に楔を埋めていく。
ぺちょり…と根本が濡れた双丘に当たるのが分かった。
「あっ…は…ねぇ、見てホラ…根本までずっぽり…っ」
後ろから挿入している状態でゴルジュに見える訳もないのに、思わずそう言ってしまうほど興奮していた。
後孔の皺が伸び切り、ぴっちりと自分の雄を飲みこんでいる。
「あはっあははっ、すごい…ひくひして僕の美味しそうに飲みこんでる…」
「ぁ…ぁ…っ」
嬉々として語るが、凄い異物感に目を虚ろにし、唾液を零すゴルジュには届かない。
心なしか薄い腹が微かに膨れている気さえする。
「ゴルジュ…ゴルジュ、一つになれたよ…僕たち…」
「ぁ、ひ…ひ、とつ…?」
「うん。一つ」
『一つ』という言葉に反応を示したゴルジュに微笑んで腰を揺らすと、重い存在感が腹の中でぐるりと動いた感覚に悲鳴を上げる。
「…ああ、中、すっごいきつくて熱いよ…ぐにぐにしてる…っ」
女を抱いた経験はそれなりにあるが、こんなに心が満たされる事なんて無かった。
こんな、繋がっている所から痺れるような快楽が毒の様に回るなんて事は無かった。
「ゴルジュ、ゴルジュ…あいしてる…っ」
抜きはしないが、押し込めるように腰を押し付けると泣くようにゴルジュは喘ぐ。
「痛い?辛い?苦しい?」
「あ、ぁう…っく、ぅうん…っ」
犬が甘えるような声を漏らす彼に自身が脈打つ。
「ごめんね、でももう、我慢できない…っ」
一言謝るとずりゅりゅと楔を引き抜き、思い切り叩きつけた。
「ひぁああ!!!」
余りの衝撃にゴルジュが背中を仰け反らせる。
ぐちゅっ ずちゅっ ばちゅっ ぐちゅぐちゅちゅっ
「あっあっやっ、ひんっぁっひっ!」
リズミカルに腰を振るうとゴルジュの涙と汗が飛び散り、声が連動する。
もっと喘がせたい。
もっとぐちゃぐちゃになって、蕩けて、一つになってしまえばいいのに。
「ちょっと、ごめん、ねっ」
「んっ!!」
一度猛る楔を抜き、抱き上げて自分が下になる。
そして自身を跨らせると、再び勢いよく挿入した。
「やぁああっ!!! ふ、深いっ!!」
ぶるぶると翼の先まで震え、背中を仰け反らせるゴルジュの腰を掴んで固定する。
「あっ、やっやぁああっ!!!」
いやいやと駄々をこねる幼子の様に首を振ると、汗が黒い髪から散った。
その様子がとても美しくて見惚れる。
「お腹、苦しっ…中でどくどくいって…っぁああああぁ?!」
意識していなくとも淫らな事をゴルジュが口にした事でどくりと中に納めている楔が脈打ち、一回り大きくなった。
たまらず下から穿つと、暴れ馬に乗っているように上半身ががくがくと揺れる。
しかし、腰はしっかり固定されているのでずり落ちる事はなかった。
「あっやっ、もっ、ひっぃいいあぁあ!」
一番反応した所を角度を変えずにがつがつ打ち付ける。
「やっやらっ!!いぁっ!!!」
「嫌?痛い?やめる…っ?」
気が付かないふりをして聞いてやれば、ゴルジュは泣き泣き頭を振る。
「痛くない?」
「ぅ、ん…っ」
「じゃあ止めない…っ?」
「う、んぁああっ!」
こくこくと首を縦に振るその姿が可愛くて、小刻みな打ち付けから一突き一突きを重く打ち付けた。
ずんっずんっとゆっくり穿つ。
「ひっ、やっ!」
「嫌?嫌じゃないんでしょ?」
「んぁああっ!!ぁうっ!」
「どうなの?ねぇゴルジュ…っ良い?気持ちイイ?」
打ち付けから腰を押さえつけたままのグラインドに変えるとまた声を上げる。
接合部からぐちゅぐちゅと水音と、白く泡立った腸液が見え隠れした。
「ぃ…っ」
「ん?聞こえない」
我ながら意地が悪いと思う。
「気持ち、ぃ…いっ」
「…!」
自分が誘導したのに、耳にしてみると凄まじい破壊力をもった言葉だった。
その一言に情欲を思い切り煽られ、腰をしっかり掴みなおすとギリギリまで楔を抜き、
ずぱんっ!!!
奥の奥まで勢いよく埋めた。
「〜〜〜〜〜〜っ!ぁあああああっ!!!!」
その衝撃に攻め抜かれたゴルジュが耐えきれる事も無く、足の先をきゅぅうっと丸め、腰から翼の先まで痙攣しながら白濁を吐きだした。
「んっ…くっ…!」
その痙攣を抑え込むように無茶苦茶な口づけをする。
その時の搾り取るような締め付けに、自分も深くまで埋めた熱を破裂させながら。
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