モノノ怪 飽和する世界 番外 | ナノ
ハリポタとお薬で鼓舞
*センター受験の方を励ますネタです。ハリポタのリドルと薬売りの対話なので、リドルを知らなければオリキャラとして読んでみるのも面白いかもしれません。
リドル「」
薬売り『』
「へぇ、君、センター受けるんだ」
『大丈夫、貴女の背後には、常に守護霊が、憑いて、いますよ』
「いや、それ怖いから」
『皆貴女を、応援して、ますよ』
「いきなり普通だ!」
『俺は貴女の席に、札でも貼って、おきましょうか』
「それじゃカンニングだと疑われるかもしれないだろ。疑われることはしない方が良いよ」
『少量を、こっそり貼るような事はしません。大量に、隙間無く、貼ります』
「それは盛大すぎて疑われる心配ないねおめでとう。なんて言うと思うなよ。そんな行為は嫌がらせ以外のなにものでもないね」
『愛情、です』
「周りが見たら呪われた席だよ」
『のろいではなく、まじない、ですよ』
「どちらにしろ見た瞬間、気分的に良くない。やめるべきだね」
『我儘、ですね』
「そっちは融通が利かないね」
『では』
「(今度はなんだ)」
『御百度参りでも』
「おひゃくどまいり?」
『日本の文化です。謂わば、神頼み、ですよ』
「そんな事する必要ないよ、実力なんだから。君は頑張ってきたんだろ?なら大丈夫だよ」
『そう、ですね。貴女は、頑張ってきましたからね』
「この僕が君の背中を押して見送ってあげるんだから、胸張って会場に行ってきな」
『お弁当やお菓子を忘れずに』
「糖質は脳の活動に必要だからね」
『忘れて良いのは、春画です』
「まず持ってないから」
『健全な者なら、そういった類いの一つや二つ』
「下品な話しはやめてくれる?」
『見るのは自室か廁の個室で』
「かわや?」
『今風に言えば、トイレ、ですね』
「リアル過ぎて嫌だ」
『家で捨てるなら、親が子供の成長を喜ぶので、構いません。しかし会場で捨てるならば、見つからないように、頼みますよ』
「まず見るのは参考書!何が悲しくてそういうのを試験日に見なくちゃならないのさ」
『本能的に』
「(いい加減腹立ってきた……)とにかく、緊張せずに、実力出してきなよ。緊張しようがしなかろうがさして変わらないだろうけど、少しでも良い結果の方が嬉しいだろ」
『ツン8割りデレ2割りですね』
「何の話」
『聞こえちゃい、ましたか』
「聞こえるように言っただろ」
『こちらの、話です』
「アンタとは会話が成り立たない」
『ところで、魔法を間近で見てみたいのですが』
「嫌だよ」
『ケチ、ですね』
「使っちゃ駄目なんだよ」
『残念です』
「残念だったね」
『せっかく魔法で、貴女以外の受験者を、再起不能にしようと、思ったのですが』
「さらりと凄い事を言うね。でも、それは確かに残念だ」
『でしょう』
「……ちょっとやっちゃおうか」
『違法、ですか。下手人、ですね』
「本当にアンタが嫌いだよ」
『では、センター、頑張って、下さい』
「え?もう締め?」
『こんなところ読んでたら、駄目、ですよ』
「ちょっと待ちなよ!」
『では』
「えぇと、じゃあ頑張ってね。いつも通りの君でやれば大丈夫だよ。それからさっさと携帯もしくはPCを閉じて悪あがきぐらいしなよ!心の底から応援してるから!」
『以上、激励でした』
〜終〜
試験、頑張ってください!
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