はいでえ!比嘉中!! | ナノ
文章修行家さんに40の短文描写お題
文章修行家さんに40の短文描写お題
です。
決まりは65字前後で文を書くというもの。
注意事項はタイトル横に表記。
本文後、一行空けた下にあるのは蛇足です。
01 告白 【68字】
昨日、木手が校舎裏に呼ばれてたらしいぜ。
しんけん!?
くっそーうらやましー!
着替え中に持ち上がるのは、浮いた話が出ないキャプテンの恋バナ。
「どんな子?」
「見たかぎり、三組の……」
「盗み見とはいい度胸だね平古場クン」
「「!?」」
02 嘘 【63字】
「あー!わんぬプリンが無い!やーかくぬでぶ!」
「わん知らんどぅ!」
「嘘吐くな!エンマ様に舌抜かれるどぅ!」
「嘘じゃないやさ!」
「甲斐クン」
「わわわわ、わんは食べてねーやらん!」
「……平古場クンに謝ってきなさい」
03 卒業 【64字】
卒業式で皆とバイバイって言うけど、変な気分だ。
全然お別れって気がしない。
卒業証の入った筒を持って言う言葉は一つ。
「また新学期!」
「えー、裕次郎、明日知念ちに集まって遊ぼうぜ」
「あ、賛成!木手も慧君も一緒に遊ぶばぁ?」
「明日は空いてますよ」
「わんもー」
(また泊まりになるだろうから、あんまーに言っておこう)
また新学期じゃなくて、また明日のほうが、わったーには合ってるさぁ
04 旅 【65字】
超重要な物と書かれた欄に財布、携帯電話、切符とある。知念が一言、ラケットは?と言った。永四郎が実は本土旅行に浮かれていると知った。
翌日、ネタとして言ってやったら、
「忘れるわけないから書いてないだけだよ」
と返された。
にやにやしてたら、ゴーヤを投げられた。素直に忘れてたって言えば楽なのに。
05 学ぶ 【68字】
昨日、凛君は永四郎君を冷やかして、ゴーヤーを食べさせられてた。
そして今日
「ゴーヤー食わすよ」
と永四郎君の声が響く。
少しは学べば良いのに。
「何で同じ事を繰り返すんかやぁ?」
「決まってるやさ」
「あ、慧君」
「あぬふらーはドMなんやさ」
「!?」
ちょっと田仁志クン、知念クンに何教えたの!?
え、いや、冗談だったんだけど……
(知念、平古場を避ける)
06 電車 【65字】
踏み切り何それ?と言う奴等に、俺様が直々に踏み切りを見せる事にした。
「すげっ!本当にカンカン言う!」
……本当に知らなかったのかよ。
跡部ー!写真撮ってー!
てめぇら!俺様をカメラマンとはいい度胸じゃねえか!
氷帝っ子と比嘉っ子が仲良いと可愛い!
07 ペット 【67字】
知念がまやーと呼べば、屋根にいた猫が降りてきて、知念の足に擦り寄った。それから縁側下、塀…何匹いんだよ!
多すぎだろ!
気が付いたら、増えてた。
いやしかし多過ぎだ!
凛君、日本語変やさ。
08 癖 【64字】
ボールの打ち方にある癖が、致命的だと言われた。じゃあこうか?と試すと、違うと言われる。
「分っかんねーよ!」
ボールが頭に当たった。
「ぐだぐだ言う前にやりなさいよ」
「ですよねー」
すっげぇいてぇ。
09 おとな 【65字】
甲斐君ってかわいーねって、なんじゃそりゃ!大体比べる相手が木手ってあたりがおかしい。わんは普通やさ。木手がおっさんすぎってイタッ!
「人をおっさん呼びとは、良い度胸だ」
「永四郎君、程々に」
「そうやさ永四郎、裕次郎、好きな子にかわいーって言われてへこんでんだから、大目に見てやれよ」
凛が一番ドSやさ!
10 食事 【65字】
寛もちゃんと食べなきゃ駄目よ。とあっぱーが言う。確かに慧君は良く食べる。
「けど、わんに慧君の体格はなぁ」
「知念がデブは想像できん」
「やったー、言いたい放題あびってくれてんじゃねぇか」
「あ、慧君」
続きはまた後程
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