長編 | ナノ


よっつめ


後輩が 泣いていました

恋人の忍たまが天女さまばかり気にかけるのだそうです

天女さまが悪いわけではありません

心変わりした彼女の想い人がいけないのです











そんな後輩や同級生が

いつのまにか やまほど







くのたまと云えど 女の子

しくしく しくしく しくしく

気丈に振る舞っても
袖を濡らさない日など無いほど

くのいち教室は 悲しみでいっぱいになりました













「はち」
「…あ、名前か」

久しぶりに話をしたはち
けれど どこか変

「どうしたの?」
「あー、ごめん。」

心ここにあらずといった風で話しかけても空返事
嫌な 予感が します

「天女さま、無理してないか心配でさ」


そういったはちのひとみには

どこかではたらいているてんにょさまが

うつっていました








 


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