春壱はホモばっかネタ出してきよって、いいかげんにせぇよっちゅー話や!

まぁ、ネタの話をします

この話のユウジは真性の同性愛者となっています
あと、少しいやらしい話も出て来ます

苦手な方はごめんなさい


大学、専門くらいの未来設定
一氏くんと主はデザイン系の学校に行っています

主に一氏くんが告白をする所から話が始まります

同性愛者故に苦労しているユウジは自分を受け入れてくれる人なら…とかなり切実な事になっています

そんな時に学校内で見かけたのは男相手に「○○くんマジイケメン!神!抱いて!!」「いや、どんだけ誉めても手伝ってやらんし」なんてやりとりをする男二人

男相手に「抱いて!」と叫ぶものだから、まさかこいつもホモ?とユウジの中で稲妻が走ります

それから主が気になってしょうがないユウジくん

そんな時に耳にしたのが、「あいつは学校のマドンナゆかちゃんを振ったらしいぞ!」なんて噂だったものだからさぁ大変

ガチや!ガチホモや!!

とユウジは確信を持ち、それからというもの、ユウジは主をコソコソと追い回すのに夢中

しかし、いざ勇気を出して告白してみると…


「えっ!?俺、男はちょっと…」

「な、なんやオマエ! ホモちゃうんか!?
マドンナ振ったんちゃうんかゴラァ!?」

「えっ!? マドンナ振ったからってホモはないだろー?

世間にはちょっとリアルの女の子が苦手で二次元大好きな人だって居るんだぞ!」

「紛らわしいんじゃボケ!
背中に"俺はノンケです"って書いた紙はっとけや!!」

「んな無茶な!!」


ユウジくんは失恋をしてしまいます

持ち前の口の悪さも相まってさぁ大変

しかし、自ら告白してしまう位まで主が好きになっていたユウジくんは後日もう一度主に会いにいきます


「オマエ、用は二次元に夢中な残念な人種なんやろ?
どのキャラが好きなんや?」

「えっ、なんで?」

「いいからとっとと言わんかぁ!?」

「ひぃいいめんまちゃんですぅうう!!」

「…めんま? なんやそれ、まぁええわ」


こうして主の好きな子を知ったユウジくん
そう、彼にはまだあの秘策が残っていたのです!

グーグル先生でめんまちゃんを調べ、ようつべさんでめんまちゃんの声を聞いて「なんやこれ、女ん中でも声高すぎやろ、しかも幼女…」と、不満を漏らしつつも猛特訓を開始

そしてめんまちゃんの声をマスターしたユウジくんは三度主の前に現れます


「すげぇ! 一氏くん声優みたいじゃん!」と大喜びの主に近寄って囁きます


「俺がめんまの振りしたるわ

ホンモンのめんまはじんたんしか見てへん
でも俺ならオマエの名前も呼んでやれるんやで?」


めんまの代わりでも良いから、愛してほしかったんです

しかし、主はきょとんとして一言


「お前、俺が好きなんじゃないの?
そうだったら、一氏くんすげー辛いんじゃないの?」


ユウジは何も言い返せません
何故なら、正にその通りだったからです

そして遠回しではありますが、めんまの代わりも断られてしまったようなものです

もう打つ手がありません
得意の毒舌さえも出ない程のショックを受けて泣く一歩手前のユウジくんをなんと主が抱きしめたのです


「なんか、そこまで全力で好きっ!って態度で示されると…意識しちゃうじゃんか

つーか、こんな奴の何処が良いんだよ…」

「しらん んなモン、気ぃついたら惚れとるもんやろ…」

「ん、そういうもんかな…」



そうしてくっつく訳ですね、分かります



付き合い出しても相変わらず思ってもない事を言ってしまうユウジくんと、まったく一氏くんはツンツンだなー、デレはまだかなーと二次元のおかげで身についたツンデレ耐性もあって裕綽々な主の温度差とかを楽しみたいお話し

完全俺得すぎて話になりません




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