始めはただただ女の子と風さんが同居するありがちな夢小説だったんですがねぇ。
何がどう転んでこういう形に収まったのか、自分でも理解しかねる部分があります。さすが5年前、厨二の盛りというのは怖いものなしで困ります(笑)

朝陽が皇族の血を引くもの、という設定は舞血姫編を考え始めたころから既にあって、漸く形にできたという思いでいっぱいです。
本当は具体的な皇帝様の名前は出さないことにしようと思っていたんですが、不老不死も大切な要素のひとつなので、始皇帝様の名前をお借りすることにしました。フィクションだからいいよね？だめだったら全部中国王表記に後で直します。大変だけど。笑

はてさて、書ききれぬ場所で風さんの愛がとても大きくなっていたわけですが、当の朝陽はまだまだ恋とは自覚していませんね。そんなぽややんとした彼女に振り回される風さんを書くのが大好きでした。


時間とはおそろしいものだと改めて感じさせてくれるお話に仕上がりました。あっという間だと思っていたのに、実に5年もこのサイトでお話を書かせて頂いてますし、本編中の幸せの夢もまた、このように束の間に感じられる日々だったんだと思うと我ながら胸が苦しいです。
恋に悩む友人たちの話を聞いていると、気持ちに時間はあまり関係ないのだなと思わされたりします。たとえ短くとも、愛しいと感じられたらそれはもう立派な幸せなんでしょう。

あともう少しだけこのお話は続きます。
閑話休題程度の日常編を挟み、物語は遂に終幕を迎えます。
��運命の日�≠�、彼らはどうやって受け入れるのか。その後の二人は？取り残された少女の決断や如何に。
とても納得のいかない終わり方になると思います。ですがそれも【きらきら星】の中でのお話。本当のお話の最後は僕届の代理戦争編にてお届けします。

少しでも楽しんでいただける作品になっていれば幸いです。お時間ありましたら感想など頂けますと、執筆の活力になりますのでぜひ！


P.S　ここで話したらあとがきで書くネタがない