感情の裏の裏(スカコサ)
今日もアンタは俺に言う
「お前なんて作らなければ良かった」と。
分かっているさそんなこと。
アンタは娘を人質にとられて仕様がなく俺を作ったんだろう?
ほら。今も俺を軽蔑の目で見ている
嫌われている事くらい分かっている
でも俺は作られたその時から博士のことがスキとプログラミングされているんだぜ?
わかってるんだろう?どんなに俺を嫌っても俺がアンタを嫌いにならないこと
だから俺の前でしか泣いたり怒ったりしないんだろう?
俺の腕の中に隠れるんだろう?
「博士・・・」
いいんだ。それで
俺はアンタの傍にいられるだけで良いんだ
むしろ本当のアンタを独り占めしているようで優越感すら感じる
なあ
「すまない・・・スカルマンっ」
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