「なぁ、志摩!」

燐より少しだけ高い、隣を歩く志摩を見れば、志摩はニコニコと微笑んでいる。

「どないしたん、奥村君?」

愛おしさの溢れた志摩の優しい瞳の色に、燐は背筋がこそばくて、嬉しくて。

繋いだ手をぎゅっと強く握り締めた。


25.微笑む
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恋する動詞111題でSSS
お題:)確かに恋だった様
11/10/20 緋色来知

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