「あらー美莉ちゃん!」

「あらー、佐助!」





日常を覗きましょう:佐助






「やっほー昨日ぶりー!今日も変わらず綺麗だね美莉ちゃん」

「やだったら佐助は!佐助こそ変わらずかっこうぃーよ!」

「あは?本当?なんか美莉ちゃんに言われると実感が沸くなぁ。俺様かっこういっしゅ!(ダイゴビシッ」

「佐助かっこういっしゅ!(ダイゴビシッ」

「やだったらこの子は、かわいいんだからー!お母さんちょっと照れちゃうよ〜」

「あはは〜お母さ〜ん」







佐助は通称オカン

自称オカン

自分も認めてしまった自称オカン







「と言っても美莉ちゃんの前限定だけどね」

「どうかした?」

「いやいや、何でもないよー。にしても一人でどうしちゃったの?何時もなら竜の旦那がいる筈なのに」

「政宗じゃないけどさっきまでかすがと一緒にいたんだ。でもさっき『謙信様が私を呼んでいる!』なんて言ってどっか行っちゃったけど」

「途方に暮れた時に俺様が来たって事?」

「そんなところ」

「そっかー、相変わらずだねかすがは。駄目じゃんこんなかわいい子を置いてっちゃ〜」

「んも〜そんなこと言って!佐助だってかわいいんだからー!」

「ちょっとそれ本気で言ってる?」

「まぁそんな事よりも」

「あ、スルーされた」

「佐助こそどうしたの?いつもなら幸村と一緒にいるのに」

「んー?いや、特に理由はないけど、ただなんとなく美莉ちゃんが寂しがっているかな〜ってね」

「お母さん…!」

「美莉ちゃん…!」







お互いの手と手を両手で握り締めて見つめ合う二人

ハタから見れば何やってんだと思わせる行動だが、二人にとって何時もの事だからあまり気にはしてない。少しは自重すべきだが、そんな二人は仲がよい





「美莉ちゃん…どんなことがあろうともこの手を放しちゃ駄目だよ…」

「えぇ、佐助…私はこの手をけして放しはしないわ…!」

「美莉ちゃん…!」

「佐助…!」












「うぉぉおやかたさぶぁあああああ!!」

「ゆきむらああああああ!!」











「…共にあれを止めにでも行こうか」

「…そうだねー」

















「ちょっとちょっと旦那に大将!!まーた何やってるのさこんなところで!!」

「佐助ええええ!貴様何故美莉殿の手を握っておるのだ!!許さん、成敗!」

「え、ちょ、ま…ぎぃやああああああ!!」



「武田せんせー。いいんですかあれー?」

「よいよい。お主も見ようではないか」





幸村と信玄の殴り愛に巻き込まれとばっちりを食らう佐助

それを見守る美莉。きっとその内とばっちりがくるかもね


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