『しかし、レンとミリちゃんが知り合いだったのには驚いたな』

「だろうな。俺だってまさかミリがここまで人気者になるとは思わなかったからな。…あ、おいマツバ。ミリのプロマイド俺にも分けてくれ」

「本気だったの!?」

『残念、却下。そう簡単に渡さないよ。カントーのエリカさんから貰った写真なんて得にね』

「ミナキさん、テレポート覚えているポケモンいますか?今すぐ私は彼の元に行って写真を破かなくちゃいけない使命があるんで是非貸して下さいお願いします」

「落ち着けミリ姫」

『それに君は目の前に会っているじゃないか。羨ましい、目の保養になるじゃないか』

「ははっ、まぁな」

「確かに目の保養だ」

「私も皆さん見てると本当に目の保養ですよ」






…まさかマツバさんはこんなプチジョークを言う人だったとは、意外だ(実際は真面目の本気

でも会話すると面白くて楽しい人だ。やっぱり癖のあるミナキさんの友人なだけあるよ!(失礼だ)そしてね、私は背後にゲンガーやゴースがふよふよ浮かんでいるのが気になってしょうがな(ry





『そういえば、ミナキ。あの話は本当なのか?ミリちゃんの手持ちに色違いのスイクンがいるって』

「あぁ、そうだ。…今此所で出すと周りが驚くから、見せるのは遠慮させてもらうぞ。な、ミリ姫」

「そうですね」






あのミナキさんが空気をよn(ry






『…実はミナキから話を聞く前にあのポケモンを透視したら、水色のスイクンが視えたんだ。きっと何か関係があるのかもしれないね』

「何だって…!?」

「…!」






め、目敏いぞこの人…!

確かに関係はあるさ。バリバリあるさ!そういえばマツバさんは千里先が見える力があるってスペやアニメで言っていたっけ…?

…あちゃー、何見られるか堪ったもんじゃないね





「…そういえばあの時のミリは何か知っていた様子だったな」

「確かに、あの時の最後は意味深な質問だったな。…ミリ姫」

「(ギクッ)え、知らないよ?」

「…へぇ、しらを切るつもりか」

「いや、そんな事言われましても…Σって近い近いレンさん近い!至近距離!イケメンな顔が至近距離に!」

『落ち着こうかミリちゃん(汗』





肩をまた抱き寄せて顔を近付けてくるレン。てかレンさん今日貴方積極的なのね誰か助けて←

後ろでは「止めないかレン!」とミナキがレンに言っている声が。あぁ、ミナキさん!一度でも変な奴だと思ってごめんなさい!(見直しました改めて

レンの魔の手から逃れ(レンの舌打ちが聞こえた)(気のせいだと思っとく)、やっとモニターに視線を向けると苦笑するマツバさんの顔と、後ろではケラケラ笑うゲンガーの姿が(むっちゃ気になる





「すみませんマツバさん。お話をどうぞ進めて下さい」

『あ、あぁ。…それで僕は思うんだ。もしあのポケモンと君の色違いのスイクンが関係していたとすれば、――あのポケモンは、ミリちゃんの前に、現れるんじゃないのかなってね』

「「!」」







マツバの言葉にミナキとレンが息を飲んだのが分かった。私はただ、じっとマツバの話を聞いているだけ




そうさ、あの子は私達の前に現れる

そう、あの子が言ったから

必ず――――






『透視をしたかったけど、何か不思議な力に邪魔されて上手く視れなかったから推測でしかないけどね』

「…でも、近々現れる?」

『と、僕は思ってる』

「…フフッ。本当に、そうだと嬉しいですね」





その時、「ミリさん、レンさん。ポケモンの回復がすみました〜」とジョーイさんからの放送が入った。なんて良いタイミングなのだろうか!これ以上詮索されたら何されるか分からない!

つー事で、「あ、ちょっと行ってくるね〜」と立ち上がってそそくさとその場を退散する私(しかし私のそそくさはかなりのスピード←)皆の視線をひしひし感じるが、そんなの関係ねぇ!







「透視をされると厄介…皆に守りと保護の力、かけた方がいいかもしれないね」






私はジョーイさんの元へ向かった






‐‐‐‐‐‐

マツバはHGSS服仕様←






×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -