「カスミ、中々美しく撮れましたのよ。是非ご覧になって頂戴。後はこれとこれをレッドにでも売ればいいと思いますわ」

『OK!流石はエリカね、早速レッドに売ってくるわ!ついでにグリーンにも』




「いや、売るなよ」




―――――――――
――――――
―――








「あー…そうじゃんねよくよく考えたらエリカも立派なお嬢様で、そのお嬢様だから家もデカい訳で、その家は純和風な家柄っぽくて、最終的に何が言いたいか



とにかくデカイ」

「…」






カントーのジムリーダーって、どうしてこうお金持ちの方が多いのかしら…

現在私がいるのは、かなり広い和室。庭にはカコーンと獅子落としが水を落とす。ジムから案内されたエリカの家はそれはそれは大きく広く、なんか気持ち的に初心にかえらさせる何かを感じさせる

白亜と黒恋は現在エリカにボールを預けて回復中。私の隣りには最近出番のない(酷)蒼華が座っている。ボールの中は窮屈みたいで、外に出れた事が嬉しいみたい。うん、なんかごめん←





「…」

「ん?服が似合うって?あはは、ありがとう蒼華。蒼華も白亜や黒恋みたいにおめかししてみる?」

「…」

「…紐を動かして×マークを作る程拒否らなくても」





いや、結構イイ感じになると思うんだよね。蒼華ってかスイクン綺麗だし。あ、でもスイクン自体大きいから無理か…うーん、この際私が作ろうかしら。材料困らないしうふふふふ←

そう考えていたら蒼華に紐で叩かれた(ペチッて


ったく、もう…この






「ツンデレめ」

「…」

「…蒼華さーん。


紐で首絞めるのヤメテ」






君はこんなキャラだったのか。しかもツンデレを知っていたなんて…(知ってるだろそりゃ

意外だ。そして可愛(強制終了




そんなこんなで蒼華と久々にラブラブ(と思っていたらまた叩かれた)(蒼華にプチツンデレ疑惑浮上)(マジか)していると、襖からエリカがやって来た。私と蒼華が仲良くしている姿を見てクスリと笑う

エリカと蒼華は昨日一度顔を合わせてある。初めて蒼華を見た時のエリカの顔は忘れられない(そして適応早かった





「微笑ましいですわ」

「いや、私の首に巻かれてる紐を見てから言って頂戴エリカさん」

「フフッ、イーブイ達の回復が済みました。どうぞ、此所は広いので遊ばせてもらっても構いませんわ」

「ありがとう、エリカ」





エリカから白と黒のモンスターボールを受け取り、カチカチッとそれぞれ二つボタンを押してやる

ポンポンと軽く投げてあげれば白と黒の光と共に二匹は元気よく現れる。服はもう着ていないので、気持ち良さそうに身体を伸ばす





「迷惑がかからないなら好きな様に遊んできていいって」

「「ブイ!」」

「なら私のポケモンも。私のポケモンは意外にお遊び好きなんですのよ」

「ハナ〜」
「モジャ〜ンボ」
「「Σブイ!?」」

「あはは。蒼華も行ってきな……って、言う前に×マークを作るか君は」

「…」








しかしモジャンボが動くたびネチョネチョっていうのは何故←






×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -