「さぁ早速着替えますよ。少々動き辛いと思いますが、今回はシンプルに着物を着ましょう。昨日で色々考えましたが、お姉様は着物がお似合いですよ。もちろん、あなたのイーブイ達も可愛らしくおめかしを。ですのでまずはこの二匹から始めましょうね」

「「Σブィ!?」」

「モンジャラ、つるのむち」

「モジャー」
「「Σブィィィイ!!」」






「がんばれー」
「…」






――――――――
―――――
―――










「使用ポケモンは二匹、試合形式はシングルバトル。互いの手持ちポケモンが戦闘不能になったら試合終了。そちらが勝ったら公認のレインボーバッチを差し上げますわ。…依存はありませんね?」

「無いよ。了解!」






次の日になった

やっとこさ、バトル。昨日はもう、振り返りたくない程様々な服を着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで着ては脱いで…

あああああキリがない!←


パンクだったりシンプルな服だったりビジュアル系だったり男物だったり着物だったりドレスだったり、あっという間に一日が過ぎてしまった。カスミの時と同じで、皆の目が燃え上がっていた。…女の力の根源を、見た気がした(遠い目

同じ女としては…流石にあそこまでは熱くならないっていゆーか…あ、なんか悲しくなってきた←


てか





「エリカ、一つ聞くけど…私はまぁ、いいとして。どうして白亜や黒恋までおめかし…?」

「フフッ、つい」

「「Σブィ!?」」





ちなみに今私の恰好はというと、いつものオレンジの服ではなくて、今エリカが着ている着物と同じだ。エリカの場合、シンプルな黄色の着物だけど私は赤い着物に蝶の柄が綺麗に付いている。帯は黒で、はっきり言うとかなり高級な物だ。しかもエリカはこれを私にくれると!いいんかい!と思ってしまうが、断わるなんて勿体ない!遠慮なく貰ったけどねふはは←

カスミから貰った服とエリカから貰った服。バリエーションが増えたぜ!(服を滅多に買わない奴




んでもって、私の足元には今日戦う白亜と黒恋の姿が

白亜は可愛らしいピンクのドレスに
黒恋は格好いいタキシードの姿を


白亜は女の子だから、服を着る事に抵抗があっても結構嬉しそうだ。対して黒恋の方は興味は無いらしく、動き重視思考みたいで頑張ってタキシードに慣れようとしていた(ここで双子の性格の差が表れる



…しかしよくあるよね、服

いや、可愛いんだけどね(むしろ萌






「此所のジムトレーナーが服を作るのが趣味の方がいまして、昨日せっせと作ってくれたんですのよ」

「Σ昨日で!?」

「フフッ、その服は是非貰ってあげて下さい。その子を後で紹介しますね、お姉様の服も作りたいと意気込んでいましたし」

「もしかして人一倍私の身体の寸法測っていてもの凄い熱くなっていた子!?」





いたんだよ、昨日

ポケモン達の蔓で動けなかった私に、鼻息荒く(色々ヤバかった)ぐるぐると動き回って、あらゆる方向から私の寸法を測りまくっていた子が。…うん、気にしなかった胸や腰や尻のサイズまで分かってしまったよ。そして叫ばれた、泣く。興奮していた彼女は本当にイキイキとした…獲物を見据えたハイエナの様だった…(がたぶる


そっか、その子が…


礼を言うべきか、言わざるべきか…あぁぁぁあなんか複雑な気持ちだ。てかいつの間にこの子達のサイズまで…

お、恐ろしい…←





「でも、今着ちゃって戦ったらせっかく作ってくれた服が汚れちゃうし破れちゃうよ」

「「ブイ」」





私の言葉に白亜と黒恋は頷く


まぁ、服程度なら元に戻せるけど







「そこはご安心を


替えがあります」


「あるの!?」






お そ ろ し い !





ちくしょうこうなったら服がボロボロになっても勝ってやるんだから!←








「お遊びの余興はこの辺りで。それでは試合を開始しましょう。タマムシジムリーダ・花のエリカ、参りますわ!」


「上等!聖燐の舞姫、ミリ!今この時をもって貴女に挑戦する!」

「「ブィ!」」








自分で聖燐の舞姫って言うの恥かしいだなんて、格好いい事言いながらそんな事を思った私






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