マスク仮面事件からスイクンは色々なジムリーダーに挑み、水ポケモン使いのカスミに身を収めた後、クリスと手を組み最終決戦に臨んだ。事件が解決したその時、スイクンはエンテイとライコウと共にその姿を消した。新たな主を探す為に

それが、私が見ていた金銀クリスタル編の大まかな内容と解釈

三匹の内のライコウは確かリラっていうトレーナー(うろ覚え)にゲットされていたのは覚えている。他のエンテイとスイクンはまだ出てきてなかったどうなっているのかは分からなかったけど…

びっくりした

まさかレンがスイクンをゲットしていたなんて




「ミリ…お前、スイクンを持っていたのか。しかも色が違うスイクンだなんてな」

「そっちこそ…まさかレンもスイクンを持っていたなんて」




お互い目の前に優雅に立っているスイクンを見比べ、トレーナー自身の顔も見比べる

レンも私もかなり驚いていた





「「……」」




スイクン達自身はあまり驚きはせず、お互いの顔を見つめあった後、正面を向く。目の前にいるライチュウとフーディンが怖気ずくのが目に見えた。伝説が纏うオーラが、この先のバトルの結果が見えていた





「一匹だけかと思っていたけど…どうやらスイクンは二匹存在していたのね」

「ワーハハハッ!コイツはいい!あの時のリベンジ戦っつーわけだな!」





怖気ずくポケモン達とは違い、マチスとナツメはやる気満々だ

私とレンはポカーンとしていたが、現実に早く戻って来たのは同時だった




「レン、スイクン同士なら逆にやりやすい。スイクンは素速さが高いからあの二匹に充分勝てる。スイクンの特性、プレッシャーがあの二匹を怖気ずかしている」

「伝説級のスイクン二匹が揃えば怖気ずく気持ちが分からないでもない。スイクンのタイプは水、ライチュウに警戒しながら戦うのが先決だな」

「フーディンの攻撃も要注意ね。防御力が弱いけどそれをカバーするずば抜けた特攻の高さ。リフレクターをされる前に終わらせないと」

「あぁ、考えている事は同じだな。今回は俺達はお前らのサポートー役に回らせて貰うぜ」





すんなりと話が通っていくことに私は感心していた。レンは私が思っていた通り頭の回転と判断力が高い。もしかしたらレンとのダブルバトルは結構やりやすいのかもしれない




「ではバトル、始めっ!」






バトルが始まった





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