トレーナーカード ★★★★ IDNo.00000 名前 ミリ 所持金 999990 円 ポケモン図鑑 493 匹 ジムバッチ 0 個 カントー 0 ジョウト 0 ホウエン 0 シンオウ 0 本名 紫蝶美莉 歳 17歳 誕生日 7月29日 出身地 マサラタウン ―――――――― ―――――― ――― ― 「え、嘘。あの町ってやっぱりマサラタウンだったんだ」 次の日 フレイリから与えられた自分の家に一泊し、さぁ旅に出よう!とうきうきしながら荷物を纏めていた時、目に止まったのがトレーナーカード 太陽の光に反射するソレをバックの中にしまおうと手にした私は、そういえばフレイリが確認しとけ的な台詞を言っていた事を思い出した。言われた通り確認してみれば驚いたのなんの!えらい詳しく書いてあるのねトレーナーカードって! 何が驚いたかと言えばやっぱり出身地 やっぱり私の読みは当たっていた。あの町にはポケモンセンターがなかったし、色で言うと白をイメージ出来る雰囲気があったから 「で、此所はマサラの離れだけど、位置的には二番道路って所かな」 バックの中からポケギアを取り出し、タウンマップを開いて現在位置を調べる このタウンマップはこのカントー地方以外の地図も使えるハイテク機能が備わっていた。わーすごい。これなら別の地方に行っても安心だ 「お、あったあった。…あれ、ここマサラタウンに入るんだ。二番道路じゃなかったんだ」 まぁ…ギリギリ、って所だけど 「なら、今日はマサラにふらふらと遊びに行こうかな。旅は明日からでも大丈夫だし。ちょっと町の人と交流しなくちゃ後々怪しまれるかも知れないし」 フレイリがどんな風に設定してくれたか分からないけど、もしかしたら町の人は私を知っていて、逆に私は町の人を知らないという事になりかねない。実際にこの町の住人になる為にも、一体どうなっているのか―――まずは調べなくちゃね 「白亜、黒恋。準備は良い?」 「ブイ」 「ブ、ブイ」 「大丈夫、人間は怖くないよ。私がいる」 人間恐怖症な二匹の頭を撫でながら、私は笑う 私の笑みに安心したのか二匹はホッとした様に笑い、黒恋は頭の上、白亜は腕に登ってくる 「よし、行きますか」 私は家を出て、町に向かった んーいい天気〜 → |