(血、温いキス表現注意) 深海よりも深い闇に墜ちていく感覚は想像絶する程の、深い深い悲しみと憎しみ 回りに纏うのは闇 私を囲むのも、闇 「っ…………」 膝を抱え、震える私 背中越しにいるもう一人の私は 只、哀しみの表情で私を見つめていた (過去は、変えられない) ―――――――― ―――――― ―――― ―― その光景がまるで一枚の絵に見えた ベットに座る、虚ろな表情で虚空を見る、ミリ 色っぽく艶やかで妖艶なその様は、この俺さえも…目を奪われる程 キャミソールに近いワンピースから見える白い首筋。艶めかしい腰のライン。太股から覗く柔らかい白く伸びる脚が綺麗だ。豊満な胸は腰ラインでより一層エロさを見せる 自分の部屋だから薄い服着ているのはしょうがない事だとは思う。流石の俺もこんな姿を見ちまったら理性やらなんやら抑えるのに必死だ ミリはスタイル抜群で、絶世の美少女なのは周知の事実。欲情しない男共は居ないだろう。…今まで俺が平気だったのは、その絶世の美少女からはあまり想像つかない程のウブさと子供っぽさがミリにはあった為のと、あまり俺自身そういう事は考えなかった為もある。それにミリ自身、普段着ている服が服でも寝る時とかは手が出せない程結構ピシッと…まぁ、ジャージ姿じゃ欲も湧かねぇが。そんなこんなで、今までそういった姿はお目にかかる事は一度も無かった(見ちまったら抑える自信が無ぇ)。今考えると俺、すっげーたえていたんだな。自画自賛したい気分だ、マジで まぁ…でも今回は、事故だ うん、事故だ事故 役得とか思って…いる あ?男なら思うだろ普通 マジマジ見てる?当たり前だ もしかしたらもう見る機会ねーかもしんねぇだろ マサラ名物とか餓鬼共みたいな奴等は顔を真っ赤にする光景だな マツバやミナキ、ゴウキは…まぁ似た通ったかな反応をすると思うけどな。絶対 それこそ手が早い奴等はこのまま組み敷く事間違いないな あ?俺か? 俺は…まぁ、相手を選ぶな 特にミリなんか、な 組み敷く所か触った瞬間ポキッと折れそうなミリに流石の俺も躊躇ぜ?あ?話が違う?おっと、確かにそうだな話が違うな。とにかく俺がこうしてじっくり眺めれるのはミリが相手だけだ あ、でも俺組み敷くな 相手がミリなら ほら、あれだ 場と状況ってやつだ そもそもミリに組み敷くのは何度かやった事あるし、今考えれば今更ってやつだ(耐えた俺はマジで偉い こうもしないとミリの場合は、口を割って話してくれねぇからな そう、 バシィィイイッ―――…‥ 「ミリ…お前何してんだよ!!!」 そう、たとえば 自分の手首や腕をサバイバルナイフで傷付けている姿を止める為、とかな → |