「おーおーやってるやってる。イケメン達が汗を流す姿は本当に絵になるなぁ〜」 「ゴ、ゴォウ…」 「よし、カイリキー。私達も組み手やろう。大丈夫、私こっちの道も結構イケるんだ〜」 「Σ!!?」 「………ふぅ、久々に身体を動かすと良いな………ってΣいやちょっと待てコラ!!そこ!ミリお前何してんだ!?」 「え、組み手だけど?」 「さも当たり前の様に返したなお前。……いや、色々言いたい事があるが……何でカイリキーと対等に戦えてんだよ!」 「あはは〜流石ゴウキさんの手持ちであって中々手応えがあるよ〜この子!」 「清々しい笑みで回し蹴り決めやがったし…!ゴウキ!カイリキーをボールに戻してくれ!」 「聖燐の舞姫、カイリキーの次は俺の相手をしてくれ」 「是非お願いしまーす」 「お前ら……!!」 結局、夜になるまで戦った (流石に最後はゲンコツが落ちた) ―――――――― ―――――― ―――― ―― 「ったく…お前ら俺が止めなかったら一体何時まで組み手続ける気だったんだよ…」 「あ、あはは…ゴウキさん強くって…、つい☆」 「まさか聖燐の舞姫も武道を嗜んでいたとは驚きだ。しかも相当な実力を持っている。また手合わせをしてもらっても良いだろうか?」 「良いですよ!私朝ラジオ体操しているんですが、宜しければその時手合わせしましょうゴウキさん!」 「好都合だ。俺も朝は鍛練で早いからな…よろしく頼む、聖燐の舞姫」 「はい!」 「その時俺は全力で阻止してやる」 場所は変わって、此所は案内された部屋 ゴールドカードの素晴らしい権力のお蔭で、またもや広い部屋に案内された。軽く三人以上泊まれる広さなので、今回はゴウキさんも入れての同室だ(ちゃんと部屋は別々だからね!)(流石に! 今いるのはリビングルームって所で、互いにソファーに座って寛いでいる。私の膝の上には黒恋がぬくぬくと寛いでいて、白亜はイケメンなレンの膝の上でゴロゴロしている(笑)。他の皆(レンやゴウキさんの手持ち含め)はソファーの回りでそれぞれ寛いでいる …しかし、何故だろう。ジバコイルが私の頭上から離れないのはどうして(気に入られている)(ジバジバジバジバ言ってる…!)あ、アブソルが負けじと擦り寄ってきた可愛い← 「私はレンも有段者だとは思わなかったよ…ゴウキさんに色々しごかれていたの?」 「あぁ、まあな。人並み、よりは出来ると思っているぜ。ゴウキとカイリキーに、エルレイドと一緒に……あー、アレは良い思い出だ。容赦無ぇ」 「エル…」 「白皇は鍛えれば鍛える程強くなる奴だ。プライドを少し傷付けただけで反発心で修行に勤しんでいた」 「ははは、このやろう」 「(ひえー…!)」 ちょっと二人の仲を心配してしまう一面を垣間見れた気がした(ひえー!何だかもうひえー!! とりあえずレンはゴウキさんにしごかれたお蔭で今のレンがあるって事だねははは(しかし互角に見えたのはゴウキさんが手抜きをしたのか、レンが本気を出していないのか、分からない)(ちょっと見てみたい← 「ミリ、お前こそどうしてそんなに出来るんだ?見た目は出来なさそうに見えんのに…やっぱかじっていたのか?」 「それは俺も気になった。此所まで滑らかでそれで強い実力の持ち主は初めて見る。やはり、厳しい修行に明け暮れていたんだな」 「あー…」 来ると思った、その質問 二人の興味津々な(その道にいるゴウキさんなんか特に)視線が私を突き刺さる。こっちはもう苦笑しか漏らせられない。まぁ、そりゃ誰だってこんな強かったなんて分かれば聞きたくなるわなぁ(しみじみ いやんそんなに見つめちゃ身体が穴が開いてしまうじゃまいか← 「…戦える女って、変ですか?」 「いや、そんな事は無い。このご時世、何があるか分からないからな。…気分を害したのなら謝ろう」 「いえ…そんなつもりで言った訳では…。…けど、フフッ…ゴウキさん、貴方レンと同じ台詞を言ってますよ」 「ほらみろ、ゴウキだって同じ台詞を言うだろ?…今考えればお前のその無茶振り、戦える余裕からきていたのか…」 「あはは…」 隣りにいるレンの視線に耐えられないからズルズルと離れていけば向こうも向こうでこちらに近付いて来るからマジどうしようかこの人!← けど…修行かぁ… 「…あー、確かにアレは修行だねー」 「あ?」 「何処だかも分からない場所(異次元)にポイッとほっぽり出されて戦っている野生の群(とか戦場とか)に出くわしちゃったり、場所が場所だからサバイバル状態だったし(困ったなぁ)、中には言葉が通じなかったりして困ったし(本当になぁ!)、軽く死を覚悟した事も何度かあったり…他には…「ミリ、もういい何も言うな」あー何だか思い返す度に腹から何かが煮えくり返る様な返らないようn「悪かった、俺が悪かったからもう何も言うな。ほら、もうすぐ夕飯だから行こうぜ。な?」…ぐずん」 「………過酷だ」 もう振り返りたくない経験です → |