私の胸をスキンシップだと触ってきたゴールドにシルバーとクリスは容赦無く制裁を入れ、ゴールドが撃沈してから(あれは凄まじかった)(てか胸…!)(お嫁にいけない……!!)約数時間

私とシルバーとクリス(プラス撃沈したモノ←)と一緒に自然公園で仲良く(?)会話(?)を楽しんでいた






「てな訳で〜シルバーちゃんは……」

「フン、お前だって………」

「何をぅ!?お前こそ……」

「もう!ゴールドったら………」






三人は、よく喋る

口が良く回っている←

ゴールドが私に自慢をする様に大袈裟に言えば、シルバーは鼻で笑いながら突っ込み、ゴールドがカチンと来てシルバーに突っ掛かりクリスの制裁が落ちる(←)。ずっと同じ事の繰り返しだけど、全然話が尽きなくて、聞いていて微笑ましいものがある(まぁ少し蚊帳の外みたいな感じだけど)(スペの描写が今目の前で繰り広げられている)



しかし本当に似ている


姿形とかは違っても、まるでレッドとグリーンとブルーを見ている様だ。まぁちょっと性格上や内面上が色々違ってくるけど、なんか本当に彼らを見ている感覚になってしまう


嗚呼、彼らは今元気だろうか

最後に見たのはブルーがナナシマに帰った時。ブルーが立ち去った船を見届けただけで実際には彼らに会っていない。でも見た限り彼らは普通に元気そうだった。レッドの頭に乗っていたピカも、グリーンの隣りにいたハッサムも、ブルーの隣りにいたぷりりも相変わらず元気そうだった。その姿を見て満足した私は確かそのまま帰宅したんだっけ






「(懐かしいなぁ)」






懐かしい反面、羨ましい


心許せる仲間達が、いて







「ギャハハハハ!そりゃねーだろ普通はよぉ!」

「あははは!そうよねー!」

「フッ、確かにな」






完璧私の存在を無視して会話を弾ませる彼ら(おいこら待てや)も、互いが心を許せ認めている仲間


私には見える。彼らを繋ぐ見えない光の糸が、その糸が彼らを結ぶ絆の糸だって


もちろんソレはレッド達の間にも結ばれていて、シルバー達やレッド達同士にも絆が繋がれているのも、私の眼にははっきりと見えている



それが微笑ましくて、眩しくて


羨ましいくて、妬ましい







「(……………)」








【異界の万人】でも


私も、ただの人間



皆と変わりない、ただ一人の人間









「――って、思うんスよミリ先輩!」

「姉さん、こんな奴の話なんて聞かなくていい」

「何だと!?」

「もう二人共ミリさんの前で喧嘩は駄目よ!」








叶わない夢だと分かっている




一人だけでもいい






私にも、真の絆ってものを




作れる事が、できるかな










(一瞬だけ、レンの顔が浮かんだのは、何故?)



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