「落ち着けシルバァァアアア!クールになるんだ!熱くなるなお前らしくねーぜシルバーちゃぁあああん!!」

「これが落ち着いてられるかぁあああ!オーダイル!ハイドロポンプゥウウ!!」

「ギャアアッ!?っテメェ本気でやりやがったなぁあああ!バグたろう!かえんほうしゃだこんにゃろぉおおおお!シルバーの癖に!シルバーの癖に天下の聖燐の舞姫と一緒にいやがって……羨ましいんだよぉぉおおおおチクショォォォオオオ!!」

「知るかぁあああああ!!」





「すみません本当にすみませんごめんなさいあの二人あーなったら中々止まらないんです…」

「あ、あはは…私は構わないんだけどね…(おいおいマジかよ)」

「本当にすみません…。……ちょっとアンタ達!いい加減にしなさい!メガぴょん、二人を縛り上げなさい!つるのむち!!」

「(こらこらこらこら!)」






突然声が聞こえて来たと思ったらそれはちょっと離れた茂みの中から聞こえて来た。聞いた事の無い声だったけど、シルバーを見ると…ただ黙って腰からボールを取り出してズカズカと茂みの所に向かったら……なんとそこから見た事のある人物達が出て来たじゃないか(おいおいシルバー落ち着けって

黄色の帽子にゴーグルと爆発頭が特徴的なゴールドに、耳に星のピアスを付け髪を二つに縛りしかも重力に逆らった髪をしたクリス

気配は薄々感じてはいたけど……まさかあのゴールドとクリスに会えるなんて(しかも髪が本当に素晴らしい事に←)(姉さんびっくりだよ)

とりあえずクリスのメガニュウムのつるのむちでバトルがなんとか穏便に終わってくれた(あー、皆色々容赦ないなぁ…





「いつもこんな感じなの?」

「「そんな事ない(っスよ)」」

「いつもの事でしょ!」





お互いそっぽを向いて即答とも言える速さで言った二人の言葉にクリスはツッコミを入れる。その三人の姿が面白くてつい笑ってしまう(三人が顔を紅くした。可愛いなぁおい←違う





「おいおいシルバーちゃんよぉ…どーしてお前がこの人と一緒にいるんだよチクショウ答えやがれチクショウ!」

「そーよシルバー!ちゃんと話してくんなきゃ!どうしてあの聖燐の舞姫さんと一緒にいるのよ吐きなさい!」

「何でお前らに言わなくちゃいけないんだ…」

「吐け!全てを吐け!中身は吐かなくていいから吐きやがれチクショウ!」

「この人は俺の姉さんだ」

「「ね、姉さんんんん!?」」





ゴールドとクリスの叫びが木霊する

うーん、こうやって公言されると嬉しい様で恥ずかしい様なそんな気持ち。聞きました?姉さんですってキャー可愛いなぁシルバー!←





「シルバー…あなたにお姉さんがいたの!?」

「…正確には血の繋がりはない。昔世話になっていてさっき再会したんだ」

「血の繋がりがないって…ブルー先輩みたいなもんか?」

「あら、ブルーを知っているんだ」

「「!」」

「ブルーさんを知っているんですか!?」

「ブルーもシルバーと同じで血の繋がらない姉妹みたいなものだよ。……へぇ、もしかして君達ってゴールド君とクリスちゃん?」

「「「!!?」」」






まさかそんな繋がりが。どうして俺達の名前を!?という疑問が入り交じる表情でこちらを見る三人。もう三人が同じタイミング同じ表情だからもう面白くて可愛い(ry
私はクスクス笑いながら口を開く






「ブルーの他にも、レッドやグリーンからも話は聞いているよ。ジョウトに俺達の後輩の奴等がいるってね」

「先輩達の事も知っていたんスか!?」

「てか知り合い!?」

「姉さん…まさかブルー姉さんの事まで……」

「シルバー、それは後でブルーから話を聞けばいいよ。ブルーからは弟みたいな存在がいるって聞いていてね、詳しい話は聞かなかったけどまさかシルバーが、ねぇ…。フフッ、なら私はシルバーとブルーのお姉さんになるのかな?」

「姉さん…」

「レッドとグリーンは、私がカントーにいた時に色々世話になった事があってね。グリーンとはジム戦でバトルしたし、レッドはバトルする約束もしたし。後は…イエローとも顔見知りだね」

「そういえばグリーンさんはトキワジムリーダーだったから知り合うのはおかしくないけど、まさかイエローさんとも……」

「キィィイイイイ!!先輩達めぇぇえええ!自分達だけ良い思いをしてぇえええ!!」






くぉおお!と遠くに叫ぶゴールドに、考え込むクリス。先程からコロコロ変わる表情に笑いが止まらない。シルバーは表情は無表情だったけどやっぱりびっくりしているのが分かる(こいつら可愛いなぁチクショウ←)

いやぁ、シルバーも面白い友達を持ってくれて良かったよー。あはは、なんだか母親になった気分だ←






「サトシとシゲルは!?」

「あ、サトシ君とシゲル君の事も知っていたんだね」

「なぁああああ!?アイツらめぇぇえええ!!」






まさかこの三人とあの二人が知り合いだったなんて、と私は内心驚きを隠せない。……まぁ同じ図鑑を持っているという意味なら知り合ってもおかしくない、と思うけど…

ゴールドの台詞を聞けば、それなりに知り合いか友達、同年代って所だろうか(なんておいしい話なんだ!←

まぁ、とにかく






「自己紹介がまだだったね。知っているだろうけど、私はミリって言います。よろしくね」






ゴールドとクリスに手を差し伸べ、笑顔で私は言う。今日はシルバーと再開したと思ったらまさかこの二人にも会えただなんて今日は良い日だなぁ、と内心ニヤニヤしながら←

(頬を赤らめて)少しポケッとしていた二人だったけど(可愛いなこいつら)、ハッと二人は正気に戻り、慌てて私の手を取る






「は、はい!よろしくお願いします、ミリさん!私の事はクリスと呼んで下さい」

「俺の事はゴールドって呼んで下さい、ミリセーンパイ!」





さわっ





「Σひっ!?///」

「ゴールドォォォオオオオ!」

「ゴールド!!アンタ何してんのよぉおおお!!!」

「ギャアアアアア!ちょっとしたスキンシップだってぇえええ!頭硬いなぁお前ら!!」

「「そういう問題じゃない!!」」








確かにそういう問題じゃない!






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