「化粧すると人は化けるって良くゆーけど、ミリは化粧してへんのか?」

「化粧水乳液で日焼け止めクリーム塗っているだけだよ?(あまり興味がないんだよね、化粧って)」

「よっしゃ!いっちょ化粧してーな!(化粧しないで美人とかどんだけや!)ウチのジムトレーナーでめっちゃ化粧が上手い子がいーひんの!……おーい!カヤ〜!ミリに化粧してやってーな!」

「えええええ!?」





(数分後....)






「あ、アッカァアアアアン!別人や!アンタ誰やぁあああ!美人がめっちゃ美人になってしもーたぁあああ!」

「「キャァアアアア!」」

「よっしゃぁあああ!この際イメチェンやぁあああ!誰かぁあああ!パーマかける道具コテ持ってきてーな!クルンクルンのキランキランにしてやってーな!」

「「「はーい!」」」


「…誰か助けて」





鏡を見たら別人でしたまる

(ちなみに二日前の出来事)


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―――――
―――











ハヤト君が去ってから、シルバーを捜しに行こうかなぁと甘い考えをしていた私に、沢山の挑戦者達が集まってきた。まぁ時間が時間だったし、バトルをするのにもってこいだったから、私は彼らの挑戦を嫌な顔をせず挑戦を受けた。白亜と黒恋も丁度良い準備運動と、結構やる気満々で好調でバトルに臨んでいった

……けど、いくら勝っていっても全然終わりが見えない。全員倒していった筈なのに、いつの間にかトレーナーが増えていって周りには集団になってバトルを観戦していた。カントーではバトルを観戦されていたのは結構多かったけど、ジョウトは観戦もプラスしてバトルも申し込まれるなんて

ハヤト君がいなくなった途端に。……はぁ、カントーはあんまなかったのに(それはレンがいたから)(もちろん私は気付かない)


ぶっ続けでバトルしていって、多分軽く三十分は経っていた。流石に連続で戦えば疲労なんて溜まる一方で、終わりにしたくても中々それが出来なくて、正直困っていた






「その勝負、俺も参加させて貰う」






そんな時だった

集団の中からやって来た、漫画で見た事ある姿をした(アレ、でも服が違う)(髪型も、)私が捜しに行こうかなと思っていた張本人が、目の前に現れた






「俺が加わっても構わないよな、………姉さん」









過去夢で見た、小さくてか弱かったあの子が、

私を庇う様に立つ姿はとても立派に見えて







「もちろんだよ、シルバー」








レッド、ブルー、そしてシルバー


過去夢を見てすぐに再会するというちょっと複雑な気持ちになるけど、それでも彼らの成長を見て嬉しく思う自分がいた(スペで存在を知っていたとしても、ね)










「オーダイル、この雑魚共をねじ伏せてやれ」

「何だと!?」

「舐めやがって…!!乱入してきた分際の癖に!!思い知らせてやる!ゲンガー!」

「こっちはカイリキーだ!」

「フン、無駄だ。…………ハイドロカノン!!」

「「ギャアアアアア!初っ端からやられたぁあああ!!」」






あんなに可愛かった子がこんなに逞しく容赦無く育ってくれた様ですよ









「ははっ、容赦ねー……」

「姉さん、今のうちに退散するよ!」

「え?」







ボフン!!








「ギャッ!こいついきなり煙玉を投げてきやがったぞ!」

「くせぇ!何かくせぇぞ!」

「くせえええ!アンモニアの臭いじゃねーかぁあああ!」

「しみるぅうう!目が、目がぁあああああああ!!」

「あ!逃げやがったぞあのガキィイイ!…しかもあの聖燐の舞姫ちゃんもいねぇ!」

「「「なんだってー!!?」」」









容赦、無かった(アンモニアって…






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