ジョウトに来てから、割りと比較的にゆっくりとした日帰りぶらり旅をしていた マツバさんの家にお邪魔していて、マツバさんの家を基準にすれば蒼華の足を借りなくても気ままに旅が出来る。カントーでは「バッチゲットの為には経験が必要だからいざトレーナー狩りだおらぁあああ!」だったけど、今回は余裕を持って「いやぁジョウトは景色綺麗だから観光びよりですねぇ。え、バトル?おーいいよいいよ、フルボッコにしてあげる」てな感じで(どんな感じだよ)景色を楽しむのを重視にゆーーーっくりと進んできた 大体一つの街には最低一週間は足を踏み入れる様にしていて、ずっと遊んでいたらいつの間にか一か月位が経ちそうだなんて、そんなことはな(ry 「つーことはしばらくコガネにいるんか?」 「うん。始めにバトルしておけば、後は楽しめるからさ。ラジオ塔にも行ってみたいしコガネデパートにも行ってみたいし、しばらく此所の喫茶店に足を踏み入れたいし」 そんなことをアカネに言ったら、カウンターから「良い事を聞きました。ならとっておきのデザートを用意しておきますね」と言うマスターの声に、私は「毎日行きます!」と笑って言ったらアカネも笑った * * * * * * 空はもう夕焼け色に染まり、辺りをオレンジ色に染め上げる。夕方になっても道端にはポケモン勝負をしているトレーナー達が多くいたり、野生のポケモン達が仲良く遊んでいる姿が目撃出来る アカネと別れて、お腹が満たされた私はエンジュシティへと向かう事にした 「もしもしー、マツバさんお疲れ様です!今から帰りますね。何か買ってくる物ってありますか?」 『お疲れ様ミリちゃん。特別買う物はないんだけど…そうだ、確かエンジュの近くに実のなる木があっただろう?ゲンガー達がアレを欲しがっていてね。良ければ取ってきて欲しい』 「はい、分かりました」 「たっくさん取ってきますからね」と言うと「楽しみに待ってるよ」とマツバさんが言い、私達は笑った 『大丈夫だろうと思うけど、気をつけて帰ってきてね』 「はい」 ポケギアの通話ボタンを切って、私はボールを取り出し蒼華を出す。すり寄って来た蒼華を一撫でし、私は蒼華の背中に乗った この後はマツバさんの要望通り木の実を取った後、あの負のオーラから身を守る為の特訓の続きが始まる 私がマツバさんの家に滞在する理由は、そこにあった 「帰ろう、エンジュシティへ」 Jewelly flower - 2 - Start (ハローハロー)(私は元気です) |