「暴走族グループを土下座ねぇ…土下座って辺りなんか共感持てますね。うんうん」

「…まさかミリ、あっちでも暴走族ボッコボコにしてるとかそんな事してないよな?」

「やっだなぁ、そんな物騒な事はしてませんって!」

「だよな、流石にあっちでは無茶な事を…」

「バトルでボッコボコにはしてやりましたけど」

「ってしたのかよ!?」

「だってサイクリングロードいっぱい暴走族が居て邪魔なんだもん」

「だもん!?」

「それに人様の迷惑になりますし、何より排気ガス臭いし…環境汚染だよ空気汚染!しかもうっとうしく絡んできたからイラッてきましてですね。まぁお陰様でバトルは爽快にやっちゃいますよね」

「…あれ、俺似たような流れを何処かで聞いてんぞ?」

「それに私もバイク乗りたかったし」

「Σやっぱりか!」

「勿論私もバイク乗らせてもらいましたよ〜!いやぁー確かにサイクリングロードでバイクは気持ちが良かったですよ〜!今度シンオウの暴走族の方達にお願いして乗らせてもらおうかなぁ、黒恋もバイク気に入っちゃったしね!」

「ブイ!」

「……………なんつーか、ご愁傷様だな、暴走族…」

「やっぱお前氷の女王だな」







ちなみに暴走族攻略したのは数週間前

(レン達が聞いたら確実に怒る話だったりする)


―――――――――
――――――
―――













時計を巻き戻す事は出来ない


過ぎ去ってしまった時計

過ぎ去ってしまった過去


振り返る事は出来ても、取り戻す事は出来ない









時は無情にも過ぎていく







こうして今、息を吸うだけでも時間は過ぎていき、今この瞬間でさえも過去になる

地球の公転が回り、自転をしていくこの瞬間も、全てが過去へと繋がっていく





私達人間は、未来に向かって進む生き物だ

過去へと戻れる力など、存在しない







ポケモンにとっても例外じゃない

彼等は皆共に未来を歩んでいる




しかし人間と違い、彼等は力を持っている


時空を司る神のポケモン

時を渡る幻のポケモン


彼等が良い例である様に、この世界には様々な力を持ったポケモンが大勢いる








だが、彼等は人間と違い過去を振り返らない


振り返る必要が無いのだ





彼等は純粋で、真っ直ぐだ

真っ直ぐに、先を、今を見つめている









まさに人間と大違いだ









人間は過去に囚われる

過去に囚われ、過去に生き、過去の栄光に囚われる



そしていつしか、自分自身の時計さえも―――止めてしまう











そう





私のように、ね―――――


















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