私、ミリは只今戦慄中





「ふぉぉぉぉ…!!これはまぁ、素晴らしき美味しそうな…箱を開けた瞬間眩しさで視界が眩む程の神々しい、まるで宝石箱の様だ…!!」

「「ブィィイイィ…!」」

「…」
《今回も凄いですね…!》
《…美味そうだ…!》





今、食卓にある机の上に置かれてあるのは、正方形のちょっと大きな箱

軽めの銀の陶器に、可愛らしいオレンジ色の花(多分これは)を彩った綺麗で可愛い箱の中には……なななななんと!とっっっっても美味しそうなフルーツタルトが入っているじゃないか!しかもホールでデカい…!マジでこれパテシェが作ったって言ってもいいくらいの高テクなフルーツタルト!色とりどりの木の実やフルーツが美味しそうにゴロゴロとたっくさん…!おっとやばい涎が←

箱の横にはコレを持って来てくれた白亜と黒恋がすっごくキラッキラした目でタルトをガン見、尻尾はブンブンと振りまくって早く食べたいと言わんばかりの食い付きだ!蒼華は興味津々でタルトを覗き、時杜は空中でタルトの素晴らしい出来に感嘆の言葉を漏らす。刹那なんて超能力で食器の用意なんてしてくれちゃっている程早く食べたいと尻尾が訴えている(顔が、目がキラキラって…!

箱を開けた瞬間には美味しそうな甘い香りが鼻を霞めば、お昼ご飯食べて満たされた筈の私達の胃は活発に動く。知ってる?食べた後甘い物見ると胃がすっごく活発に動いて所謂別腹という胃の空きが出来るんだってさ。今まさにこの事だよ胃酸活発に動いてんだぜふぉぉぉぉ!←






「相変わらず凄いっていうか、素晴らしいっていうか…もう私この人に出会えたら崇めたい。いやむしろ崇める」

「「ブイ」」

「日頃のお礼も兼ねて手を合わせるんだよ。ナムーって。ほら、君達も姿が見えない素敵なお方にナムーって」

「「ブイー」」
《ナムー》
「…」
《南無阿弥陀仏…》






窓から見える太陽に向かってナムー←

素直に手を合わせる皆(蒼華以外)が可愛いよ…!白亜ちゃん黒恋ちゃん短い手を合わせて尻尾フリフリ可愛いんだよ!(やべぇぞ可愛いぞニヤニヤ)時杜ちゃんもナムーって可愛いんだよ!セレビィがナムーって可愛いんだよ!(ニヤニヤニヤニヤ)刹那ちゃん南無阿弥陀仏はちょっと違う(それお経)けどあのミュウツーが手を合わせる姿はシュールだけども可愛いんだようはうは!(!!!???)つーか蒼華、自分だけスルーしてんのさペシペシ紐で私を叩かない!でもそんなツンデレ蒼華ちゃんも可愛いから許してあげるとm(ベシッ)







「「ブイブイ!ブイ!」」
《あるじ様!早くたべたい!》

「そうだね、早速食べよっか!お皿は刹那が既に用意してくれてあるし、早めの午後のおやつにしましょうかねー」

「「ブーイ!」」
《はーい!》

《皆平等に食べ物が渡る為には一切のズレも許さない》

「…」
《誰も他人の食い物は盗まんぞ》

《僕紅茶用意しますねー!》








三時のおやつタイム!





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