「今日もバーゲンの日よ!とにかく沢山買ったもの勝ちよ!臆してはいけないわよ!とにかく前に突き進むのみよ…!」

「高くて買えなかったはずの付録着き稀少なモンスターボール集が今日は安く買えるだなんて…!とにかく私はそれを買って、それからシンオウ地方のポケモンが取り上げた雑誌を買うわ…!」

「クレヨンが終わっちゃったから…今度は新しい色鉛筆を買って…あれ?なんだろうこれ…コピック?へぇー、ちょっと高いけど試しに買ってみようかな…」

「うー、とりあえずアレっちゃ…学習ノートを買ってえんぴつ買って…ブツブツ」

「なんかショッピングじゃない気がする」







狩りに出る狩人だ(特にブルーとクリス


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タマムシシティ郊外



広い草原に、彼等はいた








「イエロー!俺達のピカチュウコンビでミリのイーブイコンビに打ち勝とうぜ!」

「はい!ピカ、チュチュ、行くよ!」

「「ピカ!」」

「ふっふっふ…このモノクロイーブイコンビに勝とうだなんて、百万年早いのさ!」

「「ブイブイ!」」







心地良い風が吹くこの草原で、私達はいた

ブルーとイエロー、クリスとサファイアと合流した私は四人と一緒にタマムシデパートで買い物を済ませると、後からやってきたレッドとゴールドとシルバーにルビーとエメラルドと合流を果たす






「三人とも、頑張ってください!」

「いくっちゃね三人とも!」

「それぞれ同種同士の戦いだな」

「先輩達どっちもファイトッス!」

「あぁあああのイーブイ二匹相変わらず毛並みが美しいぃいい…!」

「ルビー…毛並みよりバトル見ろよ」






今日も彼ら(とゆーかレッド?)とポケモンバトル

殺る気満々元気満々殺る気満々(大事なので二回言いました)な白亜と黒恋に、対抗するのはピカとチュチュのピカチュウ夫婦コンビ(やべぇぞ相変わらず超可愛い…!

愛らしい姿だけど実は黄色い悪魔って言われてもおかしくない実力を持つ彼らは、電気袋をパチパチ放出させながら眼前の敵を(仲良く)見る。こちらも負けじと戦闘態勢に望む。チュチュはともかく、ピカに関しては数週間前に戦った事があるしレッドとピカにとってはある意味リベンジ戦にもなる

負けてられない

いや、そう思うより先に「(やべぇこいつらマジで可愛い!)」と鼻を押さえたい衝動が(ry









「それじゃ先攻はお姉様からよ!お姉様、頑張って!」

「はーい!白亜、黒恋!準備はOK?」

「「ブイブイ!」」

「来るぜイエロー!」

「はい!」

「ふっふっふ…さあて!練りに練りを込めて立てた作戦が今此所で発揮させるよ!と、言う訳で(ピカとチュチュの夫婦愛を引き裂かない程度に)、ナンパ作戦開始ぃいいい!」

「「ブイブイ!」」

「は、」

「ナ、ンパ?」







バッチコーン(ウインク




ドッキューンVvv







「「チァ〜Vvv」」

「おっしやぁああっ!作戦大成功だぜぇえええ!」

「ええぇええええ!?」

「チュチュ!?ピカ!?」







名付けて、「メロメロ、あなたは私の虜よ作戦!」(どーん!)(どんな作戦だ

私の想像通り、白亜と黒恋が放ったメロメロウインクは見事にピカとチュチュに命中し、相手側の二匹は目をハートにさせてメロンメロンになった

つまりメロメロをしただけの作戦←








「あれは…メロメロ!」

「なるほど…その手があったわね…」

「あちゃー」

「ピカチュウ夫婦に亀裂が…!おいどうする俺のピチュの家庭崩壊の危機が」

「阿呆か」

「エメラルド見た!?今の見た!?あのつぶらな瞳が可愛らしくウインクしたんだよ!?ウインクだよウインク!あぁああ可愛いぃいいい!」

「うるせぇえっ!」






観客側からの程よい解説が(ちょ、ルビーが壊れた

ゴールドは自分の手持ちのピチューに目隠しをしてあげている。家族間にピンチがやってきたんだね分かるよゴールド(誰のせいだ






「ピカ!正気に戻れ!奥さんの前でそんな事しちまったら浮気になっちまうぞ!?」

「白亜、ピカに可愛らしくあまえる」

「ブイブイ♪」
「チァ〜Vvv」

「あぁああっ!ピカァアアアッ!」






白亜に絶賛メロンメロン中なピカに甘えさせたものならもっとメロンメロンになるピカ。もうレッドの声なんて聞こえていないのが良く分かる。かなりノリノリな白亜(相変わらず良い性格している)(誰に似たんだか)をサンダースに進化させてあげれば、電気をパチパチ放出させながら二人仲良くイチャつき始めた

レッドの叫びが木霊する

レッド、乙







「チュチュ!ダメだよその子はチュチュの大好きな人じゃないんだよ!?」

「黒恋、チュチュにもあまえる」

「ブイブイ!」
「チァ〜Vvv」

「あぁああっ!チュチュゥウウッ!」






こちらも黒恋がチュチュの隣りに寄り添ってすりすり甘えてみれば、メロンメロンになったチュチュは頬を染めてすりすりと擦り寄り返す。こちらも白亜とピカまではいかないけど程よいイチャつきで二匹仲良くイチャついている

イエローの叫びもまた、木霊する

イエロー、乙








「うんうん、これぞまさにドロドロな昼ドラと言っても良い亀裂の走り方だよね。仲睦まじい夫婦の間に雷が撃たれる様な悲劇!」

「センパーイ、俺のピチュの教育にものっそ悪いっすよ!」

「お前の場合、お前自身の行動が教育に悪いだろ…」

「んだとコラシルバーちゃんめ言ってくれるじゃねーかシルバーちゃんめ」

「否定は出来ないわよゴールド」

「可愛いっちゃ。なんだか癒されるったいね〜」

「あのピカチュウ達夫婦だったんだ…」

「やばいよサファイアあの可愛さは異常だって。ピカチュウ同士もCuteだけどあのイーブイ達の組み合わせも素晴らしいよ!夫婦仲に亀裂走ってもいいからあの光景ずっとあってくれないかなー」






明らかおかしなコメントがあった気がする






「とりあえずアンタ達、どうする?こんな状態になっちゃったけどバトル継続するの?」

「「すみません参りました」」

「いえーい!作戦勝利!」

「「ブイブイ!」」










皆、メロメロには十分気をつけてね!






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