(微裏表現注意)





「なぁ、ブルー…。あのさ、あの二人って、つ、付き合ってんのか?」

「ちょっとレッド、アンタ女々しい質問しないでちょうだいよ」

「そういうお前は凛々しいな…」

「お黙りグリーン!そうね、付き合っているかいないかって言われたら…あれは付き合っていないわ(お姉様がその気さらさらないんだもん」

「(ホッ)そ、そうか。てかミリ、大丈夫かなぁ…。ほら、レンに色々セクハラされていたし。危険だと思うんだよな色々と!」

「そうねー、レンさんは口塞ぐって言ってもギリギリで普段は冗談で言っているみたいだけど(でもアレ目が本気だったわ)。あーもう、レンさんお姉様を一度押し倒してみればいいのに!もうそういうのには通用出来るお年頃なのに!」←ミリの歳を忘れている奴

「まぁ本当に口塞いで押し倒した日には明日が拝めてないと思うがな」

「だよなーアッハッハ!」







―――――――
―――――
―――











薄暗い部屋の天井が、見える



電気が点いていない部屋に唯一の光と言えば、窓からさす月光のみ


大っ嫌いな月が窓から顔を覗くその部屋は、ずっとずっと静かで、沈黙が降り注ぐ。物音は別の部屋からちらほら聞こえる位で、無音に近い状態だった



そんな部屋に、突然事件は起きた










冷たいフローリングに私はドサッと倒れこむ

いや、倒れこむって言うよりも――押し倒された






「……っ、」





起き上がろうとしても私の身体を押さえ付ける様に自分に跨がる存在

抵抗しようと腕を振れば逆にその手を取られ、両腕が上に纏め上げられた

足を動かそうとしても跨がられているので動かそうにも動かせられない。動いたとしても、足が届かない



私は動けないでただ愕然と目の前にいる存在を、ガン見するしかなかった







「ちょ…いきなり何するのさ!




――――レン!!」








私を押し倒し、私に跨がるレン



はだけた服装


解けた銀髪



月光に照らされるレンは憎たらしくも目を奪われる程綺麗で



……しかしこちらを見つめるその目は、何故か据わっていた










事の始まりは一時間前に逆上る






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