「……半兵衛様さぁ、マジカッコ良過ぎじゃね」
「マジカッコ良いね」
「分かんねぇよ、何であんなイケてる生き方出来んだよ……いやずっと凄ぇ人だとは思ってたけどさ、俺、三成様があんなに半兵衛様尊敬してた理由、ようやく理解できた気がする」
「半兵衛様はずっとあんなお方だったよ」
「……知ってたつもりだったんだけどさ」
「仕方ないよ。半兵衛様、ぱっと見は頭良いけどとにかく厳しくて怖いお方って感じだもん」
「あー、だよなぁ……俺もよく叱られてたし」
「皮肉も言われてたね」
「三成くんの臣下は皆君のように風紀が乱れているのかい?とか」
「今の半兵衛様の物真似?」
「どう?似てる?」
「努力は認める」
「……微妙っすか」
「左近が半兵衛様の真似なんて百年経っても無理だよいや来世でも無理だ」
「それは酷くね!?……いや、反論出来ないけどさぁ」
「そうだよ。半兵衛様は左近や私なんかと違って本当にすっごく聡明なお方だったし」
「……それで視界も馬鹿広くて?」
「厳しさと優しさの使い分けがとても上手で」
「三成様や俺達への助言もイチイチ的確で」
「軍師としても日ノ本随一の能力の持ち主で」
「自分で戦っても半端なく強くて」
「……本当にお優しくて」
「最期の最後までカッコ良くて」
「考え方も、なさることも、生き様も、全部素晴らしくて」
「……凄ぇ方だったんだよな、本当さ」
「そう、だね」
「……あーっと、名前サン?俺の胸で良ければお貸しししましょうかー……なんて……」
「……」
「あっはは……」
「……ちょっと貸して」
「……はい喜んで、っと」





半兵衛さまドラマルートで号泣勢
20140613


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -