※強引なボッスンが見たいなー…っと思って書いたらなんか長くなりました





「ボッスーン!待たせたなぁ!」



今日はとっても天気がいいのでデートすることになった



「おー、んじゃ行こうぜ」



「どこ行くん?」



「決めてねぇ」



「決めてないんか!」



お互い行き先決めてないことは稀にあり、こういう場合は大抵デパートに行ってブラブラするのがお決まりになっている



「デパート行ってブラブラすっか」



「ちょっとお腹すいてきたんやけど」



「なに食うかー」



「せやなぁ、あっ!奢ってくれるん?」



「なに言ってんだ、割り勘に決まってんだろ!」



「ケチやな!」



グダグダとお話しながらデパートへ向かった



「服見たいなぁー」



というのでヒメコの買い物に付き合わされ、荷物持ちになり、あちこち振り回され…



「これじゃあ母ちゃんとルミと買い物来てるときと変わんねぇんだけど」



「あんたいっつも荷物持ちなんか!可哀想やわぁ」



「うるせーよ!つーか荷物持ちとか言うなよ!これ一応デートなんだよ!?」



「あぁもう泣くなや!!」



「うぅ……」



グスッと泣いてるボッスンを見てヒメコが微笑んだ



「ご飯食べにいこ?なっ?」



卑屈モードになりそうだったので、ご飯食べて元気出してもらおうと思い近くの店でランチを取ることにした。



しっかりランチを取り午後は、ペットショップ見たり、雑貨屋さんや本屋さん、帽子屋さんなんか見たり、とりあえずデパート内のお店全て回った



さすがに疲れたので休憩と近くの椅子に腰掛けた



「ふぅーなんやデパートなめとったわー全部回ると意外と楽しいもんやな!」



「でもさすがに疲れたな…」



ちょっと飲み物買ってくる、と言ってボッスンが行ってしまった



これからどうしようかと考えていると少し離れた位置にいるが見慣れた銀色の髪の毛が見えた



「ん?あっ!キリや!!おーい!キリーっ!」



叫ぶと相手も気付いたらしくこちらを振り返った



「キリ!なにしとんの?こんなとこで」



「見たらわかるだろ、買い物だ」



「買い物…キリもデパートなんて来るんやなぁ…」



「頼まれたから来た」



椅子から少し離れた場所でヒメコとキリが立ち話している中、ジュースを持ってボッスンが戻ってきた




「おーい買ってきたってあれ?いねーな」



キョロキョロと探し少し離れた位置にヒメコとキリの姿を発見した



「なにやってんだよ、ヒメコのやつ…」



2人の姿を見てモヤモヤが広がった



「楽しそうだな…」



あいつ今オレとデート中なんだよね?なのになんで他の奴と楽しそうに喋ってるわけ?と考えれば考えるほどもっとモヤモヤが広がっていく



と次の瞬間キリの手がヒメコの髪の毛に触れた



「ーーっ!?」



訳が分からなくてそのまま立ち尽くしていたら、話し終わったのかヒメコがキリと別れてこちらに戻ってきた。



「あっ!ボッスン戻ってたんか!飲み物…」



飲み物に手を伸ばそうとした瞬間思いっ切り手を引かれ人気のない階段の踊場まで引っ張られた



「ボ、ボッスン?どないしたん?こんな場所に連れてきて…も、戻ろうや…」



ヒメコが戻ろうとすると両手を掴まれ、壁に押し付けられた



「痛っ!ボッスン!なにすんねん!」



「加藤となに話してたんだ?」



ボッスンの低い声が階段の踊場に響き渡る



「なにって…こんなとこでなにしてんのって聞いとっただけやで?」



「んじゃなんであんな楽しそうに笑ってたんだよ」



グッとヒメコの両手を握ってるボッスンの手の力が強くなった



「ボッスン手痛いんやけど…」



「ヒメコ…」



ボッスンの顔が近づく、ヒメコは驚いて目を見開いた



「あっ!あかん!ここ階段や!!人きたらどないすんねん!」



「うるせーよ…」



「んっ!」



次の瞬間キスされた。息もできないぐらい激しいキス。



「んぅ…」



「…っはぁ、舌だして」



「もっ、もうええやろ…人きたらほんま…」



話してる途中でキスされボッスンの舌がヒメコの口内に入ってきた。



「っふぁ…」



恥ずかしさのあまりヒメコは頭の中がクラクラしてきた



力が緩みヒメコの足がガクッとなったがボッスンに支えられた



「…っはぁ、ボッスンのアホっ」



「嫉妬して悪いかよ…」



ボッスンがギュッとヒメコを抱きしめた



「お前に触れていいのはオレだけだ」



「ボッスン…?」



「加藤、ヒメコの髪の毛触ってたからよ…なんか頭撫でられてるのかと思って…」



「はぁ?…………あぁ、あれ髪の毛にゴミ付いとったから取ってもらってたんや」



「へっ?」



髪の毛に付いてた……ゴミ?



「あっ…いや、なんか…オレ…勘違い?」



「はぁー…アホやな…まぁ…嫉妬してくれてう、嬉しいというか…まあ、あれやな、そのー」



ヒメコが大きく息吸ってボッスンの目を見て笑顔で言った



「あたしが好きなんは卑屈で泣き虫で子供っぽいヤキモチやきのいざっていうとき頼りになる、藤崎佑助ただ1人や」



とボッスンの頭を撫でた。









嫉妬
(大好きなのはあなただけなので安心してくださいね)












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無駄に長く……なんかツッコミどころ満載なんですがツッコまないで下さい!ww階段の踊場でいいんだよね?言うよね?しかし…下手すぎて泣けてきたぜ…



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