※付き合ってるよ!イチャイチャしてるよ!








待ちに待ったお昼休み


授業からの解放感はとても嬉しいし気持ちいい。


気を張らなくていい時間、生徒達が思い思いの時間を過ごしている


久しぶりにスイッチが一緒にお昼が食べられないらしく、ボッスンとヒメコは屋上にきていた


「屋上で昼食うの久々だよなー!」


「せやねー!風気持ちええなあー」


とても心地よい風、太陽の光に包まれながらのお昼


「眠くなりそうやわぁ」


「だな!腹減ったし食おうぜ!」


久しぶりに屋上で食べるご飯はとても美味しかった。会話も弾み、お腹もいっぱいになり本格的に眠くなってきた


「アカン…眠くなってきたわぁー」


ヒメコがゴロンとその場に寝っ転がった


「おい、寝んなよ。つか制服汚れるつーの」


「せやかて、ここ、ええ具合に太陽が当たって気持ちええんやもん」


「もうチャイム鳴るぞ」


はいはい、と起き上がり汚れを落とした


「なぁ、ヒメコ」


グイッと引っ張られボッスンの腕の中に引き寄せられた


「おぉおお!?いきなりなんやねん!!」


「抱きしめたかったから」


「なななななななんやねん!」


ジタバタと暴れるのでボッスンはヒメコの頭を撫でた


「ーーーっっ」


真っ赤になり固まったヒメコに更に追い討ちをかけた


「…………ヒメコ」


耳元で低く甘く囁くように名前を呼んだ


「み、耳元でそんな…囁いたら…ア、アカン…」


ヒメコの顔はこれまで以上に赤くなって、恥ずかしくなったのかボッスンの胸に顔を埋めてきた


「ヒメコ、顔上げろよ…」


さっきよりもっと甘く甘く囁き、耳たぶを甘噛みした


「〜〜っっ!」


そんな反応を見てもっとイジメてみたくなった


「好きだ」


そういうと今度は耳を舐めた


「ひゃっ!ーーーっっほんまアカンて!ここ屋上…」


「誰も来ねぇよ」


背中をつぅーっと指で触った


「ちょ…くすぐったぁ」


「――ヒメコ…大好きだ」


「あっ!」


甘い痛みが首筋に走った


「ボ、ボッスン!今なにしたん!?」


「だいじょーぶだいじょーぶ、チョーカーでちょうど見えないって、多分」


「多分ってなんや!」


「うるせぇよ、後で自分で確かめろ!」


先ほど付けた赤い印を舐めた


「うぅ…恥ずかしいんやけど」


ヒメコが目をウルウルさせてボッスンを見上げた


「んな顔したって止めねぇよ、つーかその顔は逆効果だ、バーカ」


「んっ」


とろけるほどの深い深いキスをし、次は手のひらにキスをした


「ボッスン…」


額をコツンと合わせて


「なぁ…俺が欲しい?」


「なああああああ!?」


訳が分からなくなりヒメコはまた固まった


「否定しないってことは欲しいのか?」


「〜〜〜っっっいっい、いらん!」


「へぇー!いらねぇーのか」


「ーーーっっもっもう知らん!」


再びボッスンの胸に顔を埋め、ギューッとしがみついた


ボッスンはフッと微笑み、再び耳元で囁いた


「後でいっぱい可愛がってやっから覚悟しとけよ」








強気
(たまには強気に攻めてみるのもいいな)






―――――――
Twitter診断シリーズ第一段!『屋上で手のひらにキスをした後額を合わせて「俺が欲しい?」と言います。』とお題が出たので書いてみた!Sっ気強いボッスンもいいな!上手い下手別にして、書いてて楽しかった!


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -