※付き合っちゃってます





「ほらヒメコ、早くしろよ」


「…ーっやっぱりムリや」


――時は7時間ほど前に遡る


ヒメコからいきなり電話が掛かってきた


『ヒメコか?どうかし、『ボッスン!助けてくれええ』


『課題終わらんー!』


とこんな感じでオレに泣きついてきたのでオレの家にくるように指示をだした


「せっかくの休みなのにすまんな、ボッスン…」


「まあ教えてやることしかできねーけど」


ヒメコがやっている課題、


これはこの間化学の授業で小テストが行われた。平均点いかなかった人は課題がだされる。


というチュウさんにしては真面目なテストが行われた。


まあ小テスト自体そこまで難しいものではなかったのだが、頭が悪いヒメコは平均点いかなかったので課題がだされた。


って頭が悪いってはっきり言ったら殴られるな


「あたしの解るように教えてほしいんやけど!」


「おぉー任せろ」


でもタダで教えるのはつまらないよな


「んじゃあ教えるかわりによーオレのお願いきいてくれるか?」


「あたしにできることやったらなんでもするからはよ課題教えてくれええーっ」


「はいはい。つか泣くなよ」


というわけで、ヒメコに教えつつもなんとか課題が終わった


「はああー終わったでーっ!!」


「おつかれさん。んじゃあさっそくなんだけど、オレのお願いきいてくれっか」


「おぉ!なんや!」


「チューしてほしいんだけど」


「んなああああああああ」


「いやーいっつもオレからチューしてるからさ、たまにはヒメコからしてほしいなーっと」


「んなああああああああああああ」


「んなああしか言ってねーな」


――――というわけで冒頭に戻るのだが…


なかなかヒメコがテレてチューしてくれない


「約束破んのか」


「え、いやぁ…」


「ほら、早くしねーと母ちゃんとルミ帰ってくるだろ」


「ほな、目ェ閉じれや」


言われた通り目を閉じたが、口じゃなく頬に柔らかい感触が感じられた


オレは目を開けた

「ほっぺじゃなくて口にし…」


ヒメコに抗議しようとしたら口にキスされた


「こ、これでええ?」


顔を真っ赤にして尋ねてきた



「いーや、全然足りねぇよ」


そう言ってオレは長く、深く、甘いキスをした







裏切りは良くないよ

(約束はしっかり守りましょう)







――――――
ギャグチックのお題なんだけどギャグ要素ないよね。まあ私にはムリということでww




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