『よし、では俺が勝ったら俺のお願いを聞いてくれるんだな?』


「もちろんや!」


『では全力で俺はヒメコを倒す!』


「やれるもんならやってみいや」




ネコ




「んがあああ負けたあああ」


――放課後、学校中にヒメコの叫び声が響き渡った


『まあ、ゲームで俺に勝とうなんて10年…いや100年早いな』


「せやかて、このゲームあたしごっつ練習したんやで?」


『俺は1日中家にこもりっきりで練習したぞ?』


「イヤやああ認めたない!」


部長が掃除で遅れているのでヒマだからとゲームをやることに、その時スイッチが
『どうせやるならなにか賭けよう』となり
「負けた方は勝った人のお願いをなんでもきく」
というありきたりな賭けをして今現在に至るわけであるが――


『さてヒメコ、俺のお願い聞いてくれるんだよな?』


「お、おう…………」


『それじゃあ―――』





「お姉さんが花瓶割ったりなんだりしたから掃除に時間掛かっちまった」


―――腹減ったから早く部室行くか


ガラッと部室の扉を開けた瞬間異様な光景が飛び込んできた


「お、お、おかえりなさいませ…ご主人さま……?」


扉を開けた瞬間、ネコ耳を装着したヒメコが顔を真っ赤にしながらお出迎えをしてくれた…?


「いや、その…意味がよくわからないんですけど…え?なにこれ」


つかこれ扉開けたの俺じゃなかったら余計恥ずかしいよな


『はっはっはwwどうだ、ボッスン。ネコ耳を付けた萌え萌えキュンなヒメコにお出迎えされた気分は』


「もうイヤや…泣きたい…帰りたい…」


「よくわかんねーけど…悪くはないな」


「はああああ!?なに言うとんねん!!!!!」


『さすがボッスンwwわかってるなww』


「もうほんまイヤやあああ」


「ヒメ姉さま今度はネコ耳とメイド服でお出迎えよろしくお願いします!」


『します!!』


「恥ずかしくて死にそうや…もう一生やらへんからな!!」





―――でもたまにはこういう格好も悪くはないのかもしれない





「んじゃあ次萌え萌えキュンのポーズしてみろよ!」


「アホか!!」




―――――――
ボッスンとスイッチはなんだかんだ言ってヒメコのこと大事にしてるよなー…
ネコ耳ヒメコを見たいという想いから書いたけどこれまた撃沈!萌え萌えキュン!



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