徹くんと夏野くんの日常#2




「雨の日の次の日って最悪」
「む、なんだ突然」
「奴らが地面に散らばるだろ、田舎だし大量に道に転がるし…歩きにくいどころか歩く気すらなくなる」
「…奴らってミミ」
「口に出すなよ!名前だけで鳥肌たつんだ」
「分かったけど…だから今日おまえそんなに俺の後ろにくっついてんの?」
「悪いか」
「いーやぁ、でも夏野、男ならミミズぐらいなぁいたたたたた!!な、夏野!爪!刺さってる!」
「バカにするな!名前出すな!俺の名前も呼ぶな!」
「うー…八つ当たりすんなよぉ」
「うるさい。………あ」
「何、どうした」
「そういや徹ちゃん、よくあの○○バーガー食ってるだろ」
「おお、安いし美味いしな」
「あれの肉、こいつらで出来てるらしいよ」
「………は」
「前に新聞で話題になってた」
「………」
「………どうしたの、徹ちゃん。そんな下眺めて」
「…あんな美味いのがこいつらとか、じゃあこいつら食ったら美味いのかなぁとだな」
「!!」





だめだ、待て、それ、デマだから、本当、やめろよ、やめろよあんた!早まるな!!






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テーマ「人外ファンタジー」
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