[水希視点]






こんな感情で泣いたのはいつぶりだろう。

あまりにも久しぶりでどうすれば止まるのか
自分でも分からなかった

そんな私に赤也が胸を借してくれて
もう、どれ位時間が経つのだろう。












水希「…悪い、服めっちゃ濡れちゃった」







赤也「いいんすよ!
…水希先輩の泣き顔見れたし」







水希「…おまえ」



赤也「少し元気出てくれて、良かった」










赤也に話したことで私も元気が戻っていき
と、同時に少しだけ不思議な気持ちが生まれていた












水希「お、落ち着いたしみんなの事呼ぶか!
迷惑かけちまったし本当に謝りたい」



赤也「分かりました、先輩達を呼んで来るっす」



水希「ありがとう」











赤也が部屋に男子メンバーを呼びに行ってる間に
私は桃子と緒橙に連絡を


するとすぐに緒橙から
「分かった!ロビーに行くね」と返信が来た
























緒橙「水希!!」



桃子「…大丈夫?」



水希「うん、お陰様で。迷惑かけてごめん」






緒橙「迷惑なんて思ってないから!」



桃子「えぇ、それより水希に
元気が戻ってよかった」












二人は笑顔を見せる

その後すぐにテニス部の皆が集まって来た。










幸村「…お待たせ」



丸井「水希…」



水希「遅くなってごめんな、
私の話聞いてくれる?」













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