くろみつさまから50000フリー




いつからだったか、サッカーを楽しめなくなったのは。小さい頃はただがむしゃらにボールを追いかけていたのに、気付けば人の心身を傷つけるようになっていた。本当は「普通」のサッカーをしたかった。みんなが笑って泣いて一つになれる、そんなサッカーをしたかった。悲鳴をあげる心を無視してただひたすらに破壊活動を続け、その結果、俺たちは地上最強のサッカーチームに敗れ、そして救われた。
嬉しかったんだ、すごく。エイリア学園のみんなも笑ってサッカーが出来るようになった。ランクなんか関係無しにぶつかり合えるようになった。

そして何より、俺は大切な仲間も手に入れた。



「いよいよアジア予選も決勝戦です!韓国のファイアードラゴン対日本のイナズマジャパン!優勝候補と名高い韓国ですが…」

熱の籠った実況が耳に響く。いよいよかと胸が熱くなった。
ガゼルやバーン、超えられない壁に阻まれた俺達の関係に終止符を打つ時が来たのだ。
そこでふと視線に気付いた。フィールドでは珍しい、敵意では無く興味の視線。その視線の方を見やると、大きな真紅が俺を射抜くように見ていた。目が合うと、薄ピンクの唇が綺麗な弧を描いた。
何だか気恥ずかしくなって、目を逸らしたが、逸らした後にしまった、と思った。恐る恐るまた目を向けると、今度はまたあの笑顔で「よろしくね」と無声の挨拶が返ってきた。「こちらこそ」と返すと相手は満足そうに笑った。


「…柔和なるは弱きにあらず、か」


どうやら相手は曲者みたいだ。











女神の笑顔

(ああ参ったな、不覚にもときめいてしまった)








50000打おめでとうございます〜^^
照美ってばターゲットロックオンするの早すぎ!そりゃ照美に見つめられたらドキドキするよ!キャッ///この時点で緑川は逃げられなくなってるんですね(^q^)ここからジワジワとおとしていくのか…じゅるり
毎度毎度、俺得な小説ありがとうございますくろみつさま!








人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -