第14話 会長と二人きり



今日から中間テスト

苦手な数学も椿さんに教わったおかげでがんばれそうだ!




―キーンコーンカーンコーン

「ふーっ、1日目終了ー」

「名前どうだった?」

「まぁまぁかな?
期待はしてないけど」

「よし、帰ろ!」

「ごめん、私は生徒会あるから行くね」

「了解っ!毎日お疲れさまー」

「ありがとう」




テストなど関係なく生徒会はある

すぐに生徒会室へ向かった


「あれ…開いてない」

名前は初めての1番乗りだった

鍵を借りに行くのが面倒なので前で待つことにした


数分もしないうちに会長が鍵を持ってやってきた

「お、名前じゃねぇか!」

「こんにちは!
珍しく1番乗りでした!
会長こそ今日は早いですね」

「ああ、道流と椿はもう1こテストあるらしいわ」

「そうなんですか」

仕方ないので生徒会室に入って2人で待つことにする


「なんか会長と2人って変な感じしますね」

「そうか?」

「いつも椿さんと2人が多いんで」

「あいつはムダに来んの早ぇからな」

「あはは、椿さんらしくていいですね」

「だなー
ふわぁーっ、眠たくなってきたぜ
名前一緒に寝るか」

「…へ?」

「バーカ、冗談に決まってんだろ」

「ですよねー」

危ない、もう少しで襲われるところだった


そうこうしているうちに椿と道流が2人揃ってやってきた

「遅くなってすみません」

「安形が居るなんて珍しいな」

「たまにはいいだろうが」

「それよりテストお疲れさまです!」

「ありがとう名前ちゃん
安形に襲われなかった?」

「え、あ、はい大丈夫です」

「それはよかった…
オレの名前ちゃんに例え安形でも手出したら許しはしないよ」

「手出すわけねぇだろっ!」

ギャーギャーと言い合いになってしまった


「それより会議を始めたいのですが…」

「あはは、見てると楽しいですね」

「そうだな…
ボクは君の笑顔が見れて嬉しい」

「何か言いましたか?」

「な、な、何でもないっ!
会長、榛葉さん、静粛にっ!」

『うるせぇー』

「あははっ」

今日も生徒会は元気です
続く

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