「いってきまーす」
私、苗字名前!
花の高校生活の真っ最中なの
ドカーン
「痛てて、テヘッ」
「だ、大丈夫ですか!」
乙女フィルター発動!
「はい、何ともないです」
何てカッコイイ方なの…
「よかった…じゃあまた」
そういうと去っていった
「あら…?」
手元に1枚のプリントが落ちていた
さっきぶつかったときに落としたのだろう
「椿…佐介…生徒会の人じゃない!」
私は学校に着くと真っ先に生徒会室に向かった
「あのー…椿さんいますか?」
「ボクですか?」
乙女フィルター発動!
「あ、あのこれさっき落としたみたいで」
「わざわざありがとうございます!」
椿は爽やかな笑顔を振り撒く
「(これが恋なのね…)」
「よかったら何かお礼をさせてください!!」
「え?いいですよそんな…」
「いやいや、助けてもらったんで何かボクに出来ることがあれば何でも言ってください!」
「じ、じゃあ…付き合ってください!!!!」
「へ…?」
「貴方に惚れましたわ!
一生着いていきます!」
乙女心は浪漫のよう…
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