恋する歌声 後編



カラオケ当日

椿、私、ボッスン、ヒメコの4人で行くことになった

ダ、ダブルデートじゃないかァァァァ

今更そんなことに気づいた


ちょっと早めに着いた名前だったがみんなも5分前には来た

ヒメコはお姉さん系のカッコイイスタイルだ

ボッスンは相変わらずパーカー

椿はポロシャツにチノパンといかにもって感じだ




4人揃ったところでカラオケに向かう

「今日は歌いまくるぜーっ!」

「マイクは渡さへんで!」

「そりゃあこっちのセリフだっ!」

「馬鹿馬鹿しい…」

2人の会話に椿は呆れていた

2人の会話に椿は呆れていた


フロントで会計を済ませ部屋に入る

「スゲー、ステージとかあるぜ!」

「流石やなー」

「よし、まず誰から歌う?」

『じゃんけんぽん』

「やっぱりここはオレだよな!
えーっと、送信!」

「おっ、GReeeeNのキセキやな」

「ボッスン上手いね!」

ボッスンが歌い終わった

「初っぱなから盛り上がったなー」

「どうだオレ様の歌声は!」


次は椿の番だ

「ボクは…これにしよう」

「尾崎豊のI LOVE YOUとかやるやん!」

名前は椿の歌声に聞き惚れていた


3番目は名前だ

「私はこれ」

YUIのCHE.R.RYを選曲した

これを好きな人の前で歌うと恋が叶うと訊いたことがある…

あくまで迷信だが


「YUIとかかわいいなー」

「惚れるぜっ」

「…(流石、名前だっ
歌声が可愛すぎるっ)」

「恋しちゃったんだ たぶん 気づいてないでしょう?
星の夜 願い込めて CHE.R.RY
〜指先で送るキミへのメッセージ」

「椿…ずっと好きでしたっ!
つ、つ、付き合ってくださいっ!!!!」

いきなりの告白に目が点になる3人

「ボ、ボクもずっと好きだった
いや、今でも好きだっ」

そういうと名前を抱いた

「ありがとう…っ」

「ひゅーひゅーやってくれるぜ!
まさか椿と付き合うとはな
じゃあオレらはこの辺で…」

「そやな!
あとはお二人さんで仲良くしいや」

そういうと帰っていった


「大好き…」

「ボクもだ…」

このあと2人は声が枯れるまで歌い続けた

prev next

 

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -