ダメなモノは駄目。
「かてーてき?」
「せや、料理とか掃除とか裁縫とか家事むっちゃできるヤツの事や。ちなみに男な」
さっそくダメ元で遠山に相談してみる俺。なんともアホらしいが、これしか方法が無いのだから仕方がない。
「おかん!!」
は?マジでアホやん?こいつ。というかバカにも程がある。
「ちょっ、何言うてんねん!アホ!!男言うたやろ!?男やオ・ト・コ!!」
すると遠山はうーんと唸り、
「風邪で寝込んだオカンを看病するオトン?」
「も、……えぇわ。」
同級生にはいないのか?やっぱり遠山に頼った俺が馬鹿だった。 何が悲しくて遠山のオカンとオトンを紹介されなければいけないのか。
まぁ、とりあえず後輩は無し。それほど期待はしていなかったから虚しくもなんとも無いけれど。あとは、先輩に賭けるしかないのか……な?
(答えを
聞いても、意味がない)
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